Bジェイズ雄星 自己最多8勝目!今季最多103球熱投で強力打線封じ、1カ月ぶり白星

2023年07月27日 08:06

野球

Bジェイズ雄星 自己最多8勝目!今季最多103球熱投で強力打線封じ、1カ月ぶり白星
ドジャース戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   ブルージェイズ8ー1ドジャース ( 2023年7月26日    ロサンゼルス )】 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が26日(日本時間27日)、敵地・ロサンゼルスでのドジャース戦に先発。強力打線を相手に気迫あふれる投球を貫き、6回7安打1失点と好投。マリナーズ時代の2021年を上回り、メジャーでの自己最多となる8勝目を手にした。今季の成績は8勝3敗、防御率3・79となった。
 強い気持ちが姿からあふれ出た。引き締まった表情で、全力で腕を振り、投球後に軸足の左足が大きく三塁方向へと跳ね上がるシーンも何度もあった。通算240本塁打のベッツ、同313本のフリーマン、そして307本のマルティネスが1番から名前を連ねる強力打線。菊池が力で難敵をねじ伏せ、勝利を自らの腕で引き寄せた。

 初回、ベッツ、フリーマンに連打を許し、無死一、二塁のピンチを背負った。しかし気持ちが揺らぐことはなかった。3番・マルティネスをカーブで、さらに4番・テーラーを95・6マイル(約153・8キロ)直球で、ともに空振り三振。マンシーをスライダーで二ゴロに仕留めて得点を許さなかった。

 直球を軸に、カーブで効果的に緩急をつけ、スライダーで完全にタイミングを外す。絶妙な投球術で回を重ねた。2回も2死満塁のピンチを切り抜けると、3回はマルティネスから始まる中軸を3者連続三振。5回無死一、二塁の場面もフリーマンを遊ゴロ併殺に仕留めた。6回を今季最多の103球。1点こそ失ったが、安定感十分のマウンドだった。

 投打がガッチリとかみ合った。味方打線は2、3回と1点ずつ得点。5回には2死一、二塁からメリーフィールドが左越えに7号3ランを叩き込み、貴重な得点を加えた。手厚い援護が菊池の心の余裕にもつながった。

 6月25日(同26日)のアスレチックス戦で自己最多タイの7勝目をマーク。しかしそこから、時間を要した。前回登板の21日(同22日)マリナーズ戦では5回1/3を無失点で勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りたが、リリーフ陣が逆転を許したため、白星はならず。1カ月、5試合ぶりの白星となった。し烈なプレーオフ圏内争いを繰り広げるチーム。安定感を増す左腕が投手陣の柱の1本となる。

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