徳島商が12年ぶり24度目の夏切符 今秋ドラフト候補・森が1失点完投 最速149キロマーク

2023年07月27日 16:33

野球

 【第105回全国高校野球選手権徳島大会 決勝   徳島商4―1鳴門 ( 2023年7月27日    オロナミンC )】 徳島商が鳴門を下し、2011年以来12年ぶり24度目の甲子園出場を決めた。
 「7番・投手」で先発出場した森煌誠主将(3年)が、打っては決勝2点二塁打、投げても1失点完投と投打両面でチームの先頭に立った。

 まずは「打」で引っ張った。0―0で迎えた2回1死一、二塁から右中間への先制2点二塁打。主将の一打で勢いに乗った打線は、以降も効果的に加点した。2―0の5回1死一、三塁から2番・横手亮汰(2年)の犠飛で1点を追加すると、3―0の7回2死二塁でも再び横手が中越え適時二塁打を放ち、4点目を叩きだして試合を優位に進めた。

 エースは投げても本領を発揮した。U―18日本代表候補入りし、今秋ドラフト候補に挙がる本格派右腕。この日も力強い投球を展開した。自己最速タイの149キロを計測し、常時140キロ台をマークした直球が全投球数の8割以上を占め、相手打線を球威でねじ伏せた。3回までは無走者投球。7回までスコアボードに「0」を並べた。疲れの見え始めた8回に3安打を浴びて1点を失うも、最後までマウンドを守り切った。

 1メートル83、88キロと体格に恵まれ、憧れはオリックス・山下舜平大。かねて「甲子園に導ける投手になりたい。そして将来的にはプロ野球選手になりたい」と話していた森が、まず一つ目の目標を達成した。

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