【甲子園】北海・平川監督 ミラクル逆転サヨナラに「あきらめずに粘り強く戦ってくれた」

2023年08月10日 13:54

野球

【甲子園】北海・平川監督 ミラクル逆転サヨナラに「あきらめずに粘り強く戦ってくれた」
<北海・明豊>延長10回、サヨナラ勝ちを収め歓喜の北海ナイン(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第5日   北海9―8明豊 ( 2023年8月10日    甲子園 )】 大会第5日の第2試合では、全国最多の40回目で2年ぶり出場の北海(南北海道)が延長10回の激闘の末、3年連続9回目の出場の明豊(大分)逆転サヨナラ勝利。準優勝した16年以来7年ぶりの初戦突破を果たした。
 4点を追う7回無死一塁から途中出場の小保内貴堂(3年)の左越え2ランで2点差に迫った。そして、9回2死から四球と安打で一、二塁とし、今北孝晟(3年)の右前適時打で1点差。熊谷陽輝(3年)の死球で満塁となり、幌村魅影(2年)の押し出し四球で追いついた。無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回表に1点の勝ち越しを許したが、その裏に1死一、二塁から小保内の右前適時打で追いつき、続く大石広那(2年)が一、三塁から左前適時打でサヨナラ勝ちした。

 投げては、右腕・熊谷が先発し、3回途中から左腕・長内陽大(3年)が救援。4回に再び熊谷が投げ、5回からは背番号1の右腕・岡田彗斗(3年)が登板。7回途中から再度、熊谷が投げるなど小刻みな継投を見せて、勝利につなげた。

 試合後、平川敦監督は「本当に生徒のおかげだと思っています。9回2死から、粘り強くあきらめずに戦ってくれたおかげ」とナインを称えた。そして、「9回に入る前になんとか3番、4番の今北、熊谷に全員で回していこうということで送り出したんですが、本当に粘り強くクリーンアップに回してくれたと思います」と振り返った。タイブレークの延長10回については「なんとか追いついたので、しっかり守って、そのリズムで攻撃に入ろうという話をした」と言い、同点打の小保内には「最後のキーマンになってくれると思っていた。その通りになってくれた。結果が出ない時も一生懸命に練習する子だったので、最後の最後に結果を残してくれてうれしい」と笑顔。継投については「1人で投げ切る形で予選を戦ってきたわけではないので、場面場面、状況状況で投手起用は考えてきた。3人がしっかり投げてくれた」と話した。

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