日本ハム 昨季より8試合早い101試合目で自力CS消滅も新庄監督「成長はむちゃくちゃしている」

2023年08月10日 06:00

野球

日本ハム 昨季より8試合早い101試合目で自力CS消滅も新庄監督「成長はむちゃくちゃしている」
<日・西>5回、投手交代を告げベンチに下がる新庄監督(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   日本ハム0―6西武 ( 2023年8月9日    エスコンF )】 今季101試合目。日本ハムは経験の浅い若手が多い中でも、粘り強い戦いをしてきたが、昨季より8試合早い、101試合目で自力でのCS進出の可能性が消えた。新庄監督は「まあ現実ですから。力不足というところ」と受け止めつつも、「でも(選手は)成長はむちゃくちゃしているので。上しか向いていない」と前を向いた。
 今季の最下位に低迷する理由の一つに、失策の多さが挙げられる。その象徴的な場面が0―0の5回2死一塁だった。二塁で先発出場した山田が、蛭間が放った緩いゴロに前進して捕球。だが、グラブトスした送球が大きくそれ、2死二、三塁とピンチが拡大。その後の3失点につながり、試合中盤で流れを失った。

 3回にも一塁・郡司の捕球ミスがあり、この日は2失策。12球団ワーストの失策数は72に膨れ上がったが、新庄監督は「(山田のプレーは)責められない。このグラウンドは本当に」と言うように、新球場の天然芝がある内野での守備に苦戦する選手が続出していることも、失策数につながっている。

 打線にも二刀流ドラフト1位・矢沢を、6月1日のヤクルト戦以来のスタメンとなる「1番・中堅」で起用し、7番に松本剛を据えるてこ入れを図ったが、5安打に抑えられて今季10度目の零敗。チーム打率もリーグ最低の・232と苦しむが、指揮官は「成長を楽しみながらあまりくよくよせずに」と期待を込める。残り42試合。目の前の勝利を追い求めるしかない。(田中 健人)

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