巨人 延長戦で競り負け自力優勝消滅…ブリンソンの怠慢走塁に原監督「指導不足。恥ずかしいプレー」

2023年08月10日 05:30

野球

巨人 延長戦で競り負け自力優勝消滅…ブリンソンの怠慢走塁に原監督「指導不足。恥ずかしいプレー」
<巨・神>5回1死、ブリンソンはセンターへの飛球を本塁打と思い込み全力疾走せず単打にしてしまう(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―5阪神 ( 2023年8月9日    東京D )】 今季を象徴していた。巨人が延長戦で首位・阪神に競り負け2連敗。今季最大の10ゲーム差となり、自力優勝の可能性が消滅した。
 原監督が顔をしかめた。0―0の5回1死。ブリンソンのボーンヘッドの場面だ。「申し訳ないね。私自身の指導不足。恥ずかしいプレー」。ビーズリーの直球を捉えた助っ人は本塁打を確信し、ゆっくりと走り出した。だが、打球は中堅右のフェンス上部を直撃。単打にとどまってしまった。2死後に中山の左前打で三塁へ進んだが、グリフィンが倒れて無得点。凡走で、得点機をフイにしたことが終盤勝負で響いた。

 ブリンソンはこれまでもアウトカウントを間違えるなど、たびたび走塁ミスを犯してきた。指揮官も「二度とあってはいけない」と断罪していたが、勝負の夏場でまたも敗戦につながった。(花里 雄太)

 ≪2年連続100戦未満≫巨人は99試合目で自力優勝の可能性が消滅した。残り44試合に全勝すると93勝49敗1分けの勝率.655。阪神は残り43試合のうち巨人との残り9試合を全敗することになるが、その他のカード34試合を全勝すれば、92勝47敗4分けの勝率.662と、巨人を上回るため。昨季は76試合目で自力Vが消滅したが、巨人で2年連続100試合未満の消滅は高橋由伸監督だった17、18年(72試合→88試合)以来で、原政権下では初めてだ。

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