「箕島-星稜」延長18回見届けたマネジャー、部長として44年ぶり甲子園へ 星稜の谷村誠一郎部長

2023年08月10日 16:07

野球

「箕島-星稜」延長18回見届けたマネジャー、部長として44年ぶり甲子園へ 星稜の谷村誠一郎部長
<創成館・星稜>ベンチから試合を見つめる星稜・谷村部長(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   星稜-創成館 ( 2023年8月10日    甲子園 )】 第105回全国高校野球選手権記念大会は10日、甲子園で1回戦3試合が行われた。第3試合で星稜(石川)と創成館(長崎)が対戦。星稜の谷村誠一郎部長(61)が甲子園でベンチ入りを果たした。
 谷村部長は星稜時代、選手からマネジャーに転身。延長18回にもつれこんだ激闘で、今も名勝負として語り継がれる1979年(昭和54)夏の箕島―星稜戦にも立ち会った。

 卒業後、福岡大に進み、野球部でマネジャーを務め、1985年から石川に戻って教員に。公立校の野球部監督や部長を歴任しながら再び甲子園を目指した。石川工では監督として春の県大会優勝や北信越大会にも出場したが聖地には届かなかった。

 2015年には「育成功労賞」を受賞。県高野連の野球塾講師も務めた。

 今年4月から山下智将監督の正式就任とともに部長に就任。今夏チームは石川大会を制し、2年連続22度目の甲子園出場を決めたことで谷村部長も聖地入りの夢を叶え、この日三塁側ベンチから選手たちを見守った。

 <星稜-箕島、延長18回の激闘>1979年夏の甲子園3回戦で対戦。星稜が3度リードも直後に箕島が追いつく展開。1点リードの16回は2死から星稜の一塁手・加藤が一邪飛を追って足を取られて転倒し、捕球できず。直後に箕島・森川が同点弾。延長18回に箕島が上野の左前打でサヨナラ勝ちを収めた。

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