メッツ・千賀 古巣の亡き恩人命日に思い「川村さん今日も頑張ってきます!」 大谷抜き11勝一夜明け

2023年09月16日 07:51

野球

メッツ・千賀 古巣の亡き恩人命日に思い「川村さん今日も頑張ってきます!」 大谷抜き11勝一夜明け
<メッツ・ダイヤモンドバックス>11勝目を挙げ、笑顔の千賀(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   メッツ11-1ダイヤモンドバックス ( 2023年9月14日    ニューヨーク )】 メッツの千賀滉大投手(30)が16日、自身のインスタグラムを更新。古巣・ソフトバンクの亡き恩人の命日に思いをつづった。
 2年前の9月16日、3軍コンディショニング担当だった川村隆史(かわむら・たかし)氏が遠征先の神戸市内でくも膜下出血のため55歳の若さで天国へ旅立った。

 ロッカーに川村さんの写真がプリントされたTシャツをかけた写真をアップし、「川村さんのシャツをアメリカに連れてくることができました。『ホークスの職員として言ったらあかんかもしれへんけどいつアメリカ行けそうや?メジャーでプレー出来るのを応援してんで!』といつも選手の立場に立って優しく声をかけてくれました。川村さん今日も頑張ってきます!!」と亡き恩人への思いを新たにした。

 14日(日本時間15日)にはダイヤモンドバックス戦に先発し、6回2安打無失点、10奪三振で11勝目を挙げ、今季の日本投手単独トップに立った。今季191奪三振とし、1年目の日本投手では4人目となる200奪三振の大台を射程圏内に捉えた。リーグ3位の防御率は2・95まで伸ばした

 ワイルドカード争いを続けるダイヤモンドバックス打線を寄せ付けず、5回までに2桁10奪三振。2四球で招いた唯一のピンチとなった6回2死満塁も、前回対戦で一発を浴びた4番ウォーカーを中飛で切り抜けた。

 並んでいたエンゼルス・大谷翔平を抜いて、今季日本投手単独トップに立つ11勝目。加えてナ・リーグ新人王を争う相手1番キャロルを完璧に封じた。

 試合後は地元メディアから新人王争いの質問が相次いだ。「名前が挙がるのは、いいことかな」と本人は冷静。一方でバック・ショーウォルター監督は「議論の対象になるべき」とサイ・ヤング賞の候補にも推した。投球回は155回1/3でシーズン規定の162目前となり、191奪三振も大台に手が届くところ。「ここまで来たら到達したいと思うし、200奪三振も見えてきた」と意欲を見せた。

 フォロワーからは「川村さんきっと応援してると思います」「川村さん空の上からずーっと 応援してるよね」「川村さん、千賀さんの登板日はきっと球場まで応援に行ってると思います」などとコメントが寄せられた。

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