オリックス・由伸 虎に続く本拠地Vの夢叶える 21年は無観客、22年は敵地 エースが16日楽天戦先陣

2023年09月16日 04:45

野球

オリックス・由伸 虎に続く本拠地Vの夢叶える 21年は無観客、22年は敵地 エースが16日楽天戦先陣
キャッチボールで調整するオリックス・山本(撮影・奥 調)
 トラの次はオリ達の番だ。リーグ3連覇への優勝マジックナンバーを7としているオリックスは、16日から本拠地の京セラドームで楽天3連戦、ロッテ2連戦との5連戦に臨む。
 最短で優勝が決まる可能性があるのは19日。本拠地胴上げが視野に入る中で、初戦の楽天戦に先発するエースの山本は「終盤に近づくにつれて、より大事なゲームになってくると思う。何よりもチームの勝ちに貢献できるように、しっかりと投げていきたい」と意気込みを口にした。

 前回9日のロッテ戦(ZOZOマリン)では戦後初となる2年連続のノーヒットノーランを達成。史上初の2試合連続の快挙にも期待がかかる。さらに勝利数(14)、防御率(1・26)、勝率(・737)はリーグトップ。奪三振数はロッテ・種市に1差の145で再びトップに躍り出れば3年連続の投手4冠に近づく。楽天戦は今季1試合。8月1日に先発して7回無失点で白星を挙げているが、7安打を許していた。

 チケットの売り上げも上々だ。実数発表となった05年以降のホームゲームの年間最多入場者数は16年の179万4475人。現在154万5979人で残り14試合あり、営業担当者は「上回る可能性はある」と鼻息は荒い。21年は試合がなく無観客の本拠地で胴上げ、昨年は仙台での優勝決定だった。中嶋監督は「そう言っても、すぐ決まるわけでもない」と一戦必勝の構えを崩さないが、地元ファンの期待は高まる。阪神の優勝で沸いた関西を、今度はオリックスが大いに盛り上げる。

 <オリックス 直近2度の優勝VTR>

 ★21年 10月27日、すでにシーズン全日程を終え、休日だったチームは京セラドームで待機。ナイターで2位・ロッテが敗れ、96年以来25年ぶりの優勝が決定。無観客のなか、グラウンドで胴上げが行われた。

 ★22年 10月2日、2位で迎えたリーグ閉幕日の楽天戦(楽天生命パーク)に勝利。直後にM1の首位・ソフトバンクが敗れたため最終勝率で並び、直接対決で勝ち越していたオリックスの逆転優勝が決まった。

 ○…ポスティングシステムを利用して今オフにもメジャー移籍の可能性があるオリックス・山本が、パドレス・ダルビッシュ、カブス・鈴木、メッツ・千賀らと同じジョエル・ウルフ氏と代理人契約を結ぶ見込みだとニューヨークの放送局SNY(電子版)が報じた。ウルフ氏は大手事務所「ワッサーマン」に所属。山本は9日のロッテ戦で2年連続ノーヒットノーランを達成。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMらが視察したが、記事では次回登板には同GMの右腕であるティム・ネーリング副社長らが訪れるとした。

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