フィリーズ“初黒星”で球団史上初の第7戦突入、ハーパー「あと一戦だけ」 Dバックスは01年世界一以来

2023年10月24日 10:21

野球

フィリーズ“初黒星”で球団史上初の第7戦突入、ハーパー「あと一戦だけ」 Dバックスは01年世界一以来
三振に倒れ浮かない表情のシュワーバー(AP) Photo By AP
 大リーグのプレーオフは23日(日本時間24日)、フィラデルフィアで7回戦制のリーグ優勝決定シリーズ第7戦が行われ、ダイヤモンドバックスが5―1でフィリーズに快勝した。
 シリーズは3勝3敗となり、決着は24日(同25日)、同地で開催される第7戦に委ねられた。

 フィリーズは、これまでプレーオフでは3勝0敗、防御率0.96と好投を続けてきた右腕ノラが2回にファム、グリエルに連続本塁打を浴びるなど、5回途中まで6安打4失点と誤算。自慢の強力打線も不発に終わり、46473人の地元ファンは沈黙。

 プレーオフに入って以降、圧倒的な強さを誇った地元で7戦目にして初黒星となった。

 一方、ダイヤモンドバックス打線は10安打を放っただけではなく、4盗塁と機動力野球が復活。守っては先発のケリーが5回1失点8奪三振と好投し、ロブロ監督は「クリーンな私たちらしい野球ができた」とご満悦だった。

 第7戦ではフィリーズがスアレス、ダイヤモンドバックスはファートと第3戦と同じ先発投手が予想される。

 ESPN Stats & Infoによると、1883年のチーム創設以来、フィリーズがプレーオフ第7戦を戦うのはなんとこれが初めて。一方、ダイヤモンドバックスの第7戦は、ヤンキースを逆転サヨナラで破って初の世界一を勝ち取った2001年のワールドシリーズ以来となる。

 まさに歴史的な一戦を前に、フィリーズの主砲ハーパーは「あと一戦だけ。それが明日だ」。カステラノスは「楽しくなる。素晴らしい機会だ」と意欲満々。ダイヤモンドバックスのロブロ監督も「総力戦になり。第7戦では何でも起こり得るから」と決意を固めていた。(フィラデルフィア 杉浦大介・通信員)

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