育成ドラフト出身野手初 ソフトB周東が9、10月の大樹生命月間MVP獲得

2023年10月24日 13:00

野球

育成ドラフト出身野手初 ソフトB周東が9、10月の大樹生命月間MVP獲得
9月・10月度大樹生命月間MVPを受賞し会見する周東(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの周東佑京内野手(27)が24日、9、10月度の大樹生命月間MVPに輝いた。打率・330、34安打はともにリーグトップ。育成ドラフト出身野手初としても史上初となる受賞となり「本当に多くの先輩の育成出身選手がいる中で初めて獲れたのはうれしいことと思います」と笑顔を見せた。
 今年3月には侍ジャパンの一員として、WBCで世界一に貢献した。ただ、開幕カードから1番に起用されながら結果が出ない日々。「打てなかったので、全てを変えないといけないと思った。変えないと出られないと思いました」と周東。世界一の歓喜は消え、焦燥だけが心を支配した。

 試行錯誤の末、見つけたのはノーステップ気味の打撃フォーム。「すり足やったり、練習でノーステップやったりした中で、動きが小さい方が確率よかった。いざ、やってみても強い打球が出た」。コンパクトに振り抜く形で9月以降の終盤戦は、1番に定着する。

 ただ、ここが終わりではない。「9、10月がよかったのでいい気分では終われました。ただ、序盤の5月くらいからこうなっていれば、チームももっと違うところにいた。その点ではもやもやしています」。3年連続V逸で終わり、笑顔もどこか曇った部分が見える。主力は免除されることもある秋季キャンプは「そんな(免除される)選手じゃない」と参加予定。不動の1番打者として、地位を確固たるものにする実りの秋になるか。

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