【又吉広報の撮れたて直行便】バスケW杯男子日本代表・比江島選手から受けた刺激

2023年10月24日 06:15

野球

【又吉広報の撮れたて直行便】バスケW杯男子日本代表・比江島選手から受けた刺激
バスケW杯日本代表の比江島慎選手の始球式前の投球をサポートした又吉広報(本人提供) Photo By 提供写真
 かなり内容の濃い、初の短期決戦だった。普通ではなかった。16日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第3戦でポストシーズンに初登板した。チームは10回表に3点取ったけど、その裏に4点取られるなんて…。考えてもいなかった。あれこそロッテのホームアドバンテージなのかな。
 6回から和田さんに代わって2番手で投げた。6球なんですが普段通りにいけなかった。どんだけ難しいのかと感じた。藤岡選手の打席。甘い球だけは、と思うけど狙っても制御ができない。狙いのある四球を出すときはあるけど、経験したことがない緊張感が襲ってきた。歩かせての石川慎吾選手。初球カットボールも球が抜けすぎた。真ん中に行ったが、なぜかショート正面のゴロ。打ち損じる球ではないが、併殺で終えられた。僕も石川選手も、普通の状態ではなかったと思う。

 甲斐にも「かなり、力んでたね」と言われた。内容の悪い抑え方だったが、勉強になった。写真は、バスケW杯・日本代表の比江島慎選手とのもの。1日・日本ハム戦のペイペイドームでの始球式で来場されたときに、お手伝いをさせてもらった。競技は違うけど、世界を相手にした同じ短期決戦。大舞台で真価を発揮して、持ち味を出すことのすごさ。自分も、そんな選手になりたいと感じさせてもらった。

 今季は32試合、28投球回で2勝2敗、10ホールドだった。まだまだ物足りない。でも、フォーム改造、肉体改造しての32試合は、いい転換期となった。変化しないと生き残れないところに来ていたんだなとも感じた。2軍生活は長かったけどリーグ戦後半は、ケガもあって31試合登板だった昨季とは違う結果も残せたと感じる。

 藤本博史監督が退任された。19日、ペイペイドームに荷物整理に来られていた際にお会いし改めてあいさつもできた。「すいませんでした!」と話しかけると「来年こそは優勝やぞ」と言っていただいた。いい思いはできなかったし、絶対に悔しいと思う。移籍初年度が2位、今年が3位。次の監督さんが誰であろうと関係なく、優勝の立役者の一員になりたい。胴上げがしたい。

 また秋からキャンプが始まる。参加するかは未定だが、やることはペイペイドームか筑後ファーム施設で走り込んで、ウエートをすること。僕のメニューは変わらない。11、12月で、体も大きくしていきたい。来季も、どの場面でも投げる。どこでも投げる便利屋でいい。便利屋は重宝されるがシーズン一年間、全うしてみたい。 (ソフトバンクホークス投手)

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