落合博満氏 不調だった岩瀬をたった一言で蘇らせた魔法 「他に仕事ある?」

2023年11月07日 17:05

野球

落合博満氏 不調だった岩瀬をたった一言で蘇らせた魔法 「他に仕事ある?」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が7日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。3日に更新された「落合博満伝説選手編」から、今回は「監督編」として新たに数々の伝説について言及した。
 選手への指導について話題になった際、技術論を丁寧に教えていたという質問には「忘れた」と話した落合氏だが、荒木、和田が選手時代に教えてもらったと証言した話には「彼らには言ったかもな。なかなか覚えが悪くてね」と苦笑いを浮かべた。

 さらに、たった一言で不調の選手を蘇らせたことがあったという件にも「忘れました」と即答したが、岩瀬に「背中が丸まっているぞ」と指摘し、直したら復調したという話には、「それはある。投げるときに(丸まっていた)」と認めた。

 岩瀬への助言はしっかり記憶に残っており、「背筋が曲がるってことは腕が遠回りしてくるということだから。それはバッターも一緒。だから背筋だけは真っすぐにしておかないと。最短距離を走らなくなる。だからマウンドに行って“背中丸まっているぞ”と言って。それですぐに直るんだから、たいしたもんだよ」と、岩瀬の修正能力を称賛した。

 打者にも助言したのか、という点には「バッターに言ったって分かんねえよ」とあっさり。一方の岩瀬については「だって、ずっと見ているんだから。見ていてちょっと違うな、ということで、そのままにしておこうか、言わないとダメかな、のそこでの判断。だから、あれはゲーム中だったと思うけどね」と説明した。

 選手の調子の浮き沈みには、プレーを細かく見て、目を光らせていたという。「だってベンチにいて何すんのよ?見るしかないじゃない。見て、考えて、先のことを考えるしかないじゃない。ただ、ぼ~っとしているの?」と平然を話し、「一挙手一投足、観てないと手を打てないじゃない。他に仕事ある?」と話していた。

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