阪神の「顔」になる　ドラ3山田　打って、走れて、守れるイケメン　“四拍子”遊撃手「早く1軍で活躍」

2023年11月07日 05:20

野球

阪神の「顔」になる　ドラ3山田　打って、走れて、守れるイケメン　“四拍子”遊撃手「早く1軍で活躍」 — 岡田監督のサインが入ったドラフト会議IDを手に笑顔を見せる仙台育英・山田（撮影・村上　大輔） Photo By スポニチ

　走攻守、そして端正なマスクの“四拍子”がそろった次代のスター候補生だ。阪神にドラフト3位指名を受けた山田脩也内野手（18＝仙台育英）が6日、宮城県多賀城市の同校で畑山俊二統括スカウト、葛西稔スカウトらから指名あいさつを受けた。

　山田は阪神がオリックスと繰り広げた日本シリーズ全7戦をテレビ観戦。中でも東北出身の先輩となる木浪、中野の二遊間の攻守での奮闘に魅了された。自身も仙台育英で2年夏に全国制覇、今年はU18のW杯で優勝に貢献したが、「ああいう大舞台で活躍できるのは一流。球際の強さは凄い」と感激。他にも石井や熊谷ら、頂上決戦で躍動した東北出身のメンバーに続くため、精進を誓った。

　「阪神は本当に強いチーム。そんな簡単に1軍には上がれないと思う。気を引き締めて、技術、フィジカルもしっかり上げて、早く1軍で活躍したい」

　阪神には12球団最多となる東北出身の支配下選手が在籍する。日本シリーズに出場した4人に加え、タフネス右腕・馬場、有望株・遠藤の6人だ。生まれも育ちも杜の都・仙台の山田にとって、この環境はありがたい。「同じノリというか、話も合うと思う」と笑顔。中でも仙台東部シニア、仙台育英の“直属”の先輩に当たる熊谷を頼りにしており「かっこいい。いろいろな守備位置を守って、凄く尊敬している」。オフに熊谷が母校を訪ねた際に一緒に写真を撮ってもらったこともあり、再会を心待ちにする。

　「指名あいさつに来ていただいて、新たに（プロ入りへの）実感が湧いてきた。気持ちも強く入れ替えて、これから頑張っていこうと思う」

　みちのくから日本一への航海を終えた先輩たちに負けじと、イケメン遊撃手が虎の「顔」になるべく、プロの荒波へとこぎ出す。（八木　勇磨）

　◇山田脩也（やまだ・しゅうや）プロフィル

　☆生まれ＆サイズ＆投打　2005年（平17）8月20日生まれ、宮城県仙台市出身の18歳。1メートル77、71キロ。右投げ右打ち。

　☆家族構成　両親、6歳上の兄1人、4歳上と3歳上の姉2人。

　☆球歴　5歳で仙台スワローズで野球を始め、小学校で仙台広瀬リトル、中学校で仙台東部シニア所属。仙台育英では1年春からレギュラー。2年夏に甲子園優勝、3年夏に同準優勝。高校通算18本塁打。

　☆好きな言葉　「優れるな、異なれ」。動画サイト「YouTube」で、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦が他人との比較論を展開する際に発言。「いい言葉だな、と」

　☆趣味　音楽鑑賞、アニメ視聴。「呪術廻戦（じゅじゅつかいせん）とか、ONE　PIECEを見ます」

　☆好きな食べ物　いちご。

　☆好きな芸能人　中田敦彦。