ジョー・バズーカ ソフトバンク・城島会長付特別アドバイザーが谷川原に初のマンツーマン指導

2023年11月07日 06:00

野球

ジョー・バズーカ ソフトバンク・城島会長付特別アドバイザーが谷川原に初のマンツーマン指導
城島球団会長付特別アドバイザー(左)から指導を受けるソフトバンク・谷川原(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ジョー・バズーカ指導だ――。6日、ソフトバンク宮崎秋季野手キャンプ第2クール初日に城島健司会長付特別アドバイザー(47)が合流。8年目の万能野手、谷川原健太捕手(26)に初のマンツーマン指導を行った。正捕手・甲斐を脅かす存在として期待し、感性の変革を植え付けた。
 小久保新監督、王球団会長ともに不在の生目の杜に城島アドバイザーが来た。「見てほしい、評価してほしい選手を先輩に頼まれて。その視察とコーチとの意見交換が秋の目標ですかね」。向かったのは谷川原とバッテリーコーチ陣のいるサブグラウンドだった。

 先輩である小久保監督に頼まれた強化指定選手は谷川原、周東ら。初日は谷川原に「球を切って投げるな。足使って押し出せ」と伝えた後に目をつむらせ一、三塁へ送球を指示した。「俺もめっちゃ練習させられたんよ。薄目すんなよ。一塁、三塁とできたら二塁(送球)もできる」。狙いは仕事場の空間認識と正確性の強化。悪送球に爆笑し「ひどい、ひどい。感性なさすぎ。ノーセンス!」と愛のいじりを続けた。

 谷川原は今季61試合出場も先発マスクは4試合。強肩、快足が優先され代走や外野が目立った。城島アドバイザーは甲斐のライバルになる可能性を示唆。「足も肩も強い。期待しているのは間違いないし、捕手の位置は1つ。タク(甲斐)だけじゃないし挑戦してほしい」と期待した。

 02年に盗塁阻止率・508など01年から4年連続でリーグ1位、メジャー挑戦2年目の07年は・465と、日米で阻止率リーグ1位だった“ジョー・バズーカ”の直伝。小久保新体制では捕手専任のプランが進む谷川原も「捕手で入団したし、外野守備で終わりたくない。捕手を守りたい」と来季へ、原点への思いを言い放った。 (井上 満夫)

 〇…城島アドバイザーが、王イズムの継承と小久保新監督のサポートを約束した。「先輩と僕らがやりたいのは、王さんが作ったチームの継承。幹を変えずに優勝してもらうように」と同じ方向での共闘を約束した。自身は現職のままの見通し。「ユニホームを着たら人は変わるし監督は孤独なんでね(笑い)。愚痴ぐらい聞きますよ」と“相談役”にも名乗りを上げていた。

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