ソフトバンク・福田優人4軍ブルペン捕手 筑後に欠かせない背番号201

2023年11月07日 06:00

野球

ソフトバンク・福田優人4軍ブルペン捕手 筑後に欠かせない背番号201
2010年センバツに神戸国際大付の捕手として出場した福田優人(右)、対戦相手は帝京
 背番号201は筑後に欠かせない存在だ。福田優人4軍ブルペン捕手(31)は役職通りにブルペンでボールを受けるだけでなく、ノックの補助やキャッチボールの相手を務めるなど動き回る。
 「自分に私利私欲が全くないので、みんなに“天職やな”って言われます」

 野球を始めた小学5年から捕手一筋。神戸国際大付では、1軍で打撃投手兼用具担当を務める岡本健さんとバッテリーを組んで、10年のセンバツに出場。1回戦の帝京戦で自らのパスボールが決勝点になってチームは敗れた。「地元やったんで歓声とため息が…」と一球の大切さを学んだホロ苦い経験だ。

 大学、社会人のカナフレックスでプレーする中、現役は30歳までと決めていた。「やめます」とソフトバンクの関西担当の稲嶺誉スカウトに報告した際に、現職を勧められ今に至る。1日に何球もボールを受けることもあるが、「全然、手は痛くはならないですよ」と充実した表情だ。

 今季の4軍戦では選手数が足らずにベンチ入りし、試合では安打も打って話題にもなった。これからも裏から屋台骨を支える。 (杉浦 友樹)

 ◇福田 優人(ふくだ・ゆうと)1992年(平4)4月14日生まれ、兵庫県出身の31歳。神戸国際大付では3年春に選抜出場。関西国際大に進学し、社会人野球のカナフレックスでプレー。今季から現職。右投げ右打ち。

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