巨人・阿部監督 “沢村ポカリ事件”「もう今はできない」と苦笑い それでも「しっかりとムチも」

2024年02月18日 19:45

野球

巨人・阿部監督 “沢村ポカリ事件”「もう今はできない」と苦笑い それでも「しっかりとムチも」
巨人・阿部監督 Photo By スポニチ
 巨人の阿部慎之助監督(44)が18日放送のTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。Z世代への指導法についても語った。
 野球への深い愛情と豊富な知識で知られるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(62)がパーソナリティーを務める同番組。この日は石橋がいつものスタジオを飛び出して巨人の宮崎キャンプを取材し、阿部監督へのインタビューが実現した。

 そのなかで、V奪回に向けて石橋から「練習あるのみですね」と水を向けられた阿部監督。

 「そうですね」と受けたあとで「あとは、今、時代が変わって。厳しいこともね、なかなか言えなくなってきたなかでも、そこはちゃんとうまく使い分けてやっていこうかなと思います」と付け加えた。

 すると、石橋が必死に笑いをこらえながら「昔の沢村みたいに日本シリーズのマウンドで“お前、サイン見とけよ!”って…いうことはできなくなっちゃうんですね」とツッコミを入れた。

 石橋が指摘したのは、阿部監督が強打の名捕手として鳴らしていた現役時代のこと。2012年10月28日に行われた日本ハムとの日本シリーズ第2戦(東京D)のことだった。

 中大の後輩でもある沢村拓一投手(35=現ロッテ)が大事な場面でけん制のサインを見落とすと、捕手の阿部はマウンドまで足を運んで“しっかりしろ!”と大観衆の前で頭をポカリと叩いて叱責。これが有名な“沢村ポカリ事件”だが、石橋の突然のブッコミに阿部監督は「もう今はできないって…」と思わず苦笑いした。

 石橋は当時、東京ドームでこの一戦を生観戦していたそうで「絶対サインミスしたんだな、見落としたんだなって…」と笑いながら回想。これには阿部監督も「いや、そうなんですよね…」と苦笑いが止まらなかった。

 「これは(厳しい指導で知られる)中央ラインだからできるんだけど、あの時の沢村くんの“あぁぁぁぁ…”っていう顔は忘れられない」とこちらも笑いが止まらない石橋。「ああいうのはもう今できないですもんね」と改めて振られると、阿部監督は「できないんですよね。なので、悲しいかな、こちらが合わせてあげないといけないっていう場面もあると思うんですけど。けど、そればっかりじゃね。やっぱりいけないと思いますし。しっかりとムチも使ってやっていけたらなと思います」と話していた。

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