阪神・岡田監督 若虎に苦言「野球観とか勉強せなあかん」 栄枝が前川が…連続凡飛で走者進められず

2024年02月18日 05:15

野球

阪神・岡田監督 若虎に苦言「野球観とか勉強せなあかん」 栄枝が前川が…連続凡飛で走者進められず
<練習試合 神・楽>6回、中飛に倒れた栄枝(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【練習試合   阪神4―3楽天 ( 2024年2月17日    宜野座 )】 阪神・岡田監督が状況に応じた打撃ができなかった若手に苦言を呈した。
 「ヒットがアピールと思ってるんやろな。野球観とか勉強せなあかんところよな。今日でも2回あった。あれが一番あかんねん」

 表情を険しくしたのは6回の攻撃だ。1死一塁から栄枝は2球目の直球を中飛。一塁走者の小幡はスタートを切っていた。続く前川も初球を中飛。立て続けの凡飛で走者を進められなかった。

 「栄枝にしても、前川にしても、スチールのサイン出てるんよ。それをポーンと打ち上げてしまうやろ。1軍では使えんよ」

 今春最初の対外試合。意気込む気持ちは分かっても、前のめりな自己主張だけではチームのためにはならないし、勝利にもつながらないと指摘した。

 「ああ、こいつ1球チームのために我慢しよったってのがアピールやん。あんなんシーズンでやったら大変やで。ヒット、ホームラン打つのがアピールやない」

 対照的な好例に挙げたのが8回の小幡だ。1死二、三塁から一ゴロ。代走で出ていた三塁走者・植田を本塁に還し、結果的に1点差勝利で大きな追加点になった。「ゴロを打ちにいった。ああいう1点が大きい」。勝ってこそ個人が報われることを昨季の日本一でも実感。勝負の厳しさを知るからこそ、2月の初戦から警鐘を鳴らした。 (遠藤 礼)

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