ドジャース・大谷5割弾 フリー打撃で驚異の本塁打率…26スイング13発 150メートルも

2024年02月18日 02:30

野球

ドジャース・大谷5割弾 フリー打撃で驚異の本塁打率…26スイング13発 150メートルも
フリー打撃で快音を響かせる大谷 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 打撃ケージ後方で見守っていたデーブ・ロバーツ監督は驚きを通り越して笑いが止まらなかった。大谷の今キャンプ3度目の屋外フリー打撃。22スイング目に放たれた打球は高さ10メートル以上のバックスクリーンを軽々と越える150メートル弾だった。
 26スイングで6連発を含む半数の13本の柵越え。今キャンプ最多の柵越え数、最長の打球飛距離で、またしても周囲の度肝を抜いた。打撃投手を務めたディノ・エベル三塁コーチは、18年は大谷も所属していたエンゼルスで同職。メジャー1年目だった大谷の良き理解者だった同コーチは「18年とは違う翔平。下半身が強い。どこに投げても柵越えにした」と絶賛する。アンドルー・フリードマン編成本部長が大谷のフリー打撃をバックに息子と記念撮影するなど、注目を一身に浴びた。

 どこか天然で、笑顔あふれる自然体な姿で既に新天地に溶け込んでいる。フリー打撃前には20年のMVPの一塁手フリーマンの打撃フォームをマネして周囲を笑わせた。フリー打撃は当初、隣のグラウンドに間違えて入り、同組の新加入のヘルナンデスに「ヘイ、何をやっているんだ!」と突っ込みも受けた。ベースランニングにも参加し、着々と実戦への準備も整えている。

 この日、練習前に配布された練習メニューでは「ライブBP」の参加者の欄に名前があった。囲みなどの取材対応はなかったが、米メディアの直撃取材に「(ライブBPは)予定になかった。来週(行う)」と19日(同20日)以降であることを明かした。今年と同じように右肘の手術明けだった19年は、この時期はまだティー打撃さえ再開しておらず屋外フリー打撃再開は3月27日。例年より早い3月20日の韓国での開幕戦出場も現実味を帯びる。

 「誰もが彼のプレーを待ち望んでいる。(開幕まで)準備する時間はまだたっぷりある」とロバーツ監督。じっくり、焦らず、100%の大谷を目指す。(柳原 直之)

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