【虎番リポート】岡留の“新球”は「青柳フォーク」ではなく… 亜大先輩・東浜の助言を参考に

2024年03月08日 05:15

野球

【虎番リポート】岡留の“新球”は「青柳フォーク」ではなく… 亜大先輩・東浜の助言を参考に
阪神・岡留 Photo By スポニチ
 先日、阪神・青柳に「僕、岡留にフォークなんて教えてないっすよ。そもそも、僕、フォーク投げないんで」と笑って指摘された。キャンプ中に実戦で好投を続けた岡留が投げた“新球”を合同自主トレした先輩から教わった「青柳フォーク」と紙面上で何度か書いた。
 これは本人に聞くのが一番早い。楽天戦が降雨中止となった5日の練習後、足を止めてくれた岡留は「青柳フォーク」について聞くとしっかり否定した。「青柳さんの“フォーム”が“フォーク”になったのか…。青柳さんの“フォーク”とは言ってないので、適当なこと書いてるっす」。これは大失策…と赤面していると、心優しい右腕は真相を明かしてくれた。

 「どちらかといえば東浜さんにシンカーを教えてもらって、それがいまフォークっぽく投げられている」。昨年末に地元・沖縄でソフトバンク・東浜とトレーニングをともにし、亜大の先輩からシンカーを伝授された。

 球界では“亜大ボール”の名で通る球種。岡留は入団以来、フォーク習得が課題で「抜けちゃうんですよ。中継ぎしてたら、そういうボールが一番危ない」と断念していた。そんな時に東浜のシンカーに関する助言がハマって難題だったフォーク習得のヒントになった。詳細は「企業秘密」らしい。

 2月25日の中日戦の8回に後藤を空振り三振に仕留めたフォークは大きく斜め下に曲がり落ち、SNSでも話題になった。「あれはたまたま体が開いて、ああいう曲がり方になって。結果いいとこにいっただけで…」と首を振り、「まだまだなんで。モノにできたら東浜さんのシンカーとアピールしていきます」と笑った。3年目の24歳。開幕1軍へのアピールとともに新兵器にも磨きをかけている。(遠藤 礼)

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