金丸から始まった侍ジャパン6投手「完全」リレー 全国区で輝き放ち「自信にもなりました」

2024年03月08日 05:00

野球

金丸から始まった侍ジャパン6投手「完全」リレー 全国区で輝き放ち「自信にもなりました」
<欧州・日本>2回無安打4奪三振の好投見せた金丸(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【強化試合   日本2ー0欧州 ( 2024年3月7日    京セラD )】 侍ジャパンの完全試合への流れをつくったのは、紛れもなく先発した金丸だった。4三振を奪い、2回をピシャリ。その名を全国に知らしめた。
 「結構いろいろ通用したので自信にもなりました。三振を取るのは自分の武器。そこがしっかりと出たのはよかった。これからの日本代表を背負っていけるような選手になりたい」

 関西学生野球リーグの3年間通算で奪三振率11・73を誇る驚異の奪三振能力を、遺憾なく発揮した。初回先頭からいきなり150キロをマーク。2回2死ではリノから自己最速にあと2キロに迫る、この日最速タイの151キロ直球で空振りの3球三振を奪った。大きく縦に落ちるスプリットやチェンジアップを効果的に織り交ぜた。

 昨年10月18日のCSファイナルS初戦のオリックス―ロッテ戦を、ファンとしてスタンドから観戦。その舞台となった京セラドームで、今度は自身の投球によりファンを沸かせた。すでに阪神をはじめ複数球団が今秋のドラフト1位候補としてリストアップ。井端監督は「先発の金丸投手がいい流れをつくってくれた。見応えがあった」と最敬礼だった。 (阪井 日向)

 ◇金丸 夢斗(かねまる・ゆめと)2003年(平15)2月1日生まれ、神戸市出身の21歳。広陵小1年から野球を始め投手や一塁手。広陵中では軟式野球部に所属。神港橘では1年秋からベンチ入り。2年秋からエースとなり、3年夏の独自大会で8強入り。関大では1年秋からリーグ戦に登板し通算33試合19勝2敗、防御率1・07。1メートル77、77キロ。左投げ左打ち。

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