ドジャース・大谷 移籍1号ボール狂騒曲 記念球捕ったローマンさん“強制交換”球団対応にガッカリ

2024年04月06日 01:30

野球

ドジャース・大谷 移籍1号ボール狂騒曲 記念球捕ったローマンさん“強制交換”球団対応にガッカリ
シカゴへの移動のチャーター機に乗り込むドジャース・大谷(球団の公式インスタグラムから) Photo By スポニチ
 試合のなかったドジャースは4日(日本時間5日)、5日(同6日)からのカブス3連戦に備えて敵地シカゴへ移動した。大谷翔平投手(29)は前日に待望の移籍初アーチを放ったが、米メディアでは幸運にもその記念球をキャッチしたアンバー・ローマンさん(28)に取材が殺到した。サイン入りグッズと交換に応じた記念球の価値の高さを伝える一方で、ローマンさんは球団側の対応に不満を訴えるなど、大々的に報じられた。
 これも注目度の高さゆえか。“移籍初アーチ狂騒曲”のように、幸運な一人の女性に米メディアの取材が殺到した。スポーツサイト「ジ・アスレチック」は、大谷のド軍1号アーチの本塁打ボールは競売関係者の話から「10万ドル(約1510万円)以上の価値がある」と試算。ローマンさんに記念球と交換で渡った、いずれも大谷のサイン入りのバット、帽子2個、ボールでは不釣り合いではないかと疑問を呈した。

 ローマンさんも球団側の対応に不満を訴えたという。夫のアレクシス・バレンズエラさんと観戦。スタッフが到着すると夫とは引き離され、記念球とグッズの交換を要求された。さらに拒めば価値を得るための記念球への公式な認証は拒否すると示唆され、仕方なく応じざるを得なかったとした。バレンズエラさんは「我々はお金に困っているわけではありません。大切なチームにそんな態度を取られて、がっかりしています」と話した。交換した品の価値は、いずれも1000ドル(約15万円)と見積もった。

 FOX局の取材ではローマンさんは「得られたものには満足しているし、感謝しています」とも答えた。一方で大谷本人とは直接会う機会はなかったそうで残念がり、前日に「ファンの人と話して、頂けるということだった。ありがたい」と話した大谷のコメントを問題視する米メディアもあった。球団サイドがファンに対応したという趣旨での発言だが、通訳を介して「直接会ったのか、どうか」の点で行き違いがあったのかもしれない。

 シカゴのナ・リーグ最古のリグリー・フィールドには遠征経験はあるが、プレー経験はない。6日(日本時間7日)は山本、7日(同8日)にはカブス・今永が先発予定で、カ軍・鈴木含めて日本選手対決が話題を集めそう。高まる注目の中、量産態勢に入れるか。

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