「野球を続けたい…」帝京大・菅原天斗が初登板で151キロ 実績ゼロから社会人野球のオファー待つ

2024年04月06日 13:43

野球

「野球を続けたい…」帝京大・菅原天斗が初登板で151キロ 実績ゼロから社会人野球のオファー待つ
自己最速を3キロ更新する151キロをマークした菅原(撮影・柳内 遼平) Photo By スポニチ
 【首都大学野球リーグ 第1日第1試合   帝京大3―2日体大 ( 2024年4月6日 )】 帝京大が3―2で日体大に競り勝った。8回から救援した4年生右腕・菅原天斗は2回を1安打1失点。自己最速を3キロ更新の151キロをマークするなど球威のある直球が光った。
 リーグ戦初登板で勝利に貢献し「やっぱりマウンドに上がって、バックとベンチとスタンドの応援が聞こえて“やってやるぞ”という気持ちになった。1点は取られてしまったんですけど、しっかり勝利に貢献できてよかった。良い場面で回ってきたなって凄く燃えた。絶対に抑えてやろうと思って投げました」と振り返った。

 同学年のチームメートに左腕・向坂優太郎らがいた仙台育英時代は甲子園出場なし。1学年下の伊藤樹らの陰に隠れ、目立った活躍を挙げることはできなかった。それでも仙台育英の練習を視察した唐澤良一監督が「本当にコントロールが良くて、ボールの力が強かった。クセがなくて面白い」と素材に惚れ込み、菅原は首都リーグに所属する帝京大へ進学することになった。

 順風満帆とはいえない野球人生。帝京大では2年時に腰を痛め、その影響もあり3年3月には右肘を痛め、手術を経験。リーグ戦に登板することなく4年を迎えた。それでも唐澤監督との面談では社会人野球での野球継続を希望。「もう上で野球をやるってずっと思っていた。この春にアピールしてどのような形で野球を続けたい」と熱く言う。社会人野球でのプレーをかなえるために一球に魂を込める。(柳内 遼平)

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