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来秋ドラフト候補の仙台大左腕・渡辺一、自己最速更新152キロ! 5回2安打無失点で初戦突破に貢献

2024年06月10日 17:43

野球

来秋ドラフト候補の仙台大左腕・渡辺一、自己最速更新152キロ! 5回2安打無失点で初戦突破に貢献
<仙台大・星槎道都大>仙台大先発の渡辺一(撮影・大城 有生希)  Photo By スポニチ
 【第73回全日本大学野球選手権 1回戦   仙台大9―0星槎道都大 ( 2024年6月10日    神宮 )】 投打ともに圧倒した仙台大が7回コールド勝ちで2回戦へ進んだ。
 衝撃の全国デビューに自然と笑みがこぼれた。仙台大の来秋ドラフト候補左腕・渡辺一生投手(3年=日本航空)は5回2安打無失点で勝利に貢献。観衆を釘づけにした72球を「全国でも通用するという確認ができたのでいい経験になりました。全国という舞台でマックスを更新できたのも良かった」と誇った。

 見るからに一段とギアが上がった。2点リードの5回、見方のミスなどで1死二塁とされ相手1番を迎えると「点は与えられない」。3球目には自己最速を1キロ更新する152キロをマーク。得意のチェンジアップで空振り三振を奪うと、続く2番には初球から2球続けて150キロを計測。最後はスライダーで空振り三振に仕留め、「後輩がミスしたところを自分が救えたのはむちゃくちゃ良かったです」と一番の雄たけびを上げた。

 多くの苦難を乗り越えてこの舞台にたどり着いた。高校時代は最初の進学先でなじめず日本航空(山梨)に編入。野球部ではなくクラブチームで活動し、仙台大へ進んだ。

 仲間の存在を大切にしているからこそ「人として成長できました。いい仲間に出会えました」と渡辺。目標のプロ入りへ向けても大きなアピールの場となるが「まずはチームを勝たせることに徹底したい」と、チームの代表として腕を振る覚悟を最後まで示した。
(村井 樹)

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