DeNA・石田裕 「DeNAファン兼選手の二刀流」原点のチームも大興奮!

2024年06月10日 05:30

野球

DeNA・石田裕 「DeNAファン兼選手の二刀流」原点のチームも大興奮!
先輩のDeNA・石田裕の初勝利を祝う森ファイターズナイン
 【交流戦   DeNA8-5ソフトバンク ( 2024年6月9日    横浜 )】 【Hero's File】「DeNAファンと選手の二刀流」DeNA・石田裕太郎投手の原点は、小学生時代に所属した横浜市磯子区内の少年野球チーム「森ファイターズ」にある。右腕は「(当時の)監督とは酒を一緒に飲む仲です」と目を細める。
 現在も同チームを指導する清見宏監督(52)は「裕太郎は小5までショートでした。小6から投手をさせましたが背は1メートル47くらい。投手もあまり乗り気ではなかった。まさかプロになるとは」と笑う。

 熱心に横浜スタジアムに通いベイスターズ愛を貫く一方で、一日の素振りは1000回に及ぶこともあった。卒業時には清見氏は「野球選手としての体のバランスができていた」と懐かしんだ。

 石田裕は同チームにひんぱんに顔をだす。ドラフト指名後の昨年末には「セ・リーグ、セ・リーグっ!」と興奮しながら、チームの少年が投げる軟式球で必死にバント練習を繰り返した。大きな体で子供たちになじむ姿は微笑ましかった。4回に決めた初犠打は、同チームでの「自主トレ」の成果ともいえる。

 練習場の「屏風浦小」には石田裕のプロ入りを祝う大きな横断幕が掲げられている。

 プロ初登板初勝利。ナインたちはその下に集い「おめでとう」と声を張り上げ、上級生は先輩に向けたお祝いの「寄せ書き」を記した。二刀流の原点となる「森ファイターズ」は、石田裕とって永遠に「心の故郷」として刻まれ続けるに違いない。(DeNA担当・大木 穂高)

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