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都市対抗出場を決めたNTT西日本 逆転V弾の中村篤人主将は亜大同期の広島・九里らから刺激

2024年06月10日 05:30

野球

都市対抗出場を決めたNTT西日本 逆転V弾の中村篤人主将は亜大同期の広島・九里らから刺激
<大阪ガス・NTT西日本>胴上げされるNTT西日本・河本泰浩監督(中央)(撮影・中辻 颯太)  Photo By スポニチ
 【第95回都市対抗野球大会近畿2次予選 第5代表決定戦   NTT西日本4―3大阪ガス ( 2024年6月9日    わかさスタジアム京都 )】 NTT西日本が劇的な逆転勝ちで10年連続35度目の都市対抗出場を決めた。2点を追う8回裏に1点を返し、なおも1死三塁。主将の中村篤人外野手が逆転2ランを放った。
 「外野フライを打ちにいこうかなというイメージだったが、結果的にホームランになった」

 1ストライクからの2球目、内寄り直球を捉えると高々と舞い上がった打球はバックスクリーンへ吸い込まれた。直前にボークで走者が三塁へ進んでいたことも気持ちを楽にした。

 チームが第5代表決定戦で大阪ガスと対戦するのは14年以来10年ぶりだった。

 「僕が1年目の時の試合だったんで、あの時は(都市対抗の)予選っていうものがどういうものなのかわからないまま、試合も一生懸命やるだけだった」

 3―5で敗れた当時の試合に出場していた唯一の現役選手がV弾で雪辱した。

 社会人野球ではベテランとなる入社11年目の32歳。昨年は補強選手も含めて都市対抗の10年連続出場で表彰を受けたことで「ちょっとモチベーションをなくしかけたこともあった」と振り返る。

 それでも野球への情熱と、連続出場を続けるチームへの愛着が原動力となった。

 「このチームが好きですし、このチームで全国で勝ちたいので。そこは野球をやってる以上は目標というか。それだけですかね」

 亜大の同期でもある広島・九里、ソフトバンク・嶺井の存在も刺激になっている。

 「嶺井は昨日(8日)ホームラン打ちましたよね。環境は違いますけど、僕も負けていられないなと思います。なんとか2人と同じぐらい野球できたらなあ、と」

 約1カ月後に迫る本大会でも、若いチームを引っ張り、勝負強い打撃でチームを勝利に導くつもりだ。

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