ドジャース指揮官“WS前哨戦”勝ち越し「いい戦いができて整った」3戦3発のジャッジには「男の中の男」

2024年06月10日 12:41

野球

ドジャース指揮官“WS前哨戦”勝ち越し「いい戦いができて整った」3戦3発のジャッジには「男の中の男」
ドジャース・ロバーツ監督 Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース4-6ヤンキース ( 2024年6月9日    ニューヨーク )】 ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でのヤンキース戦に逆転負け。スイープとはならなかったが、2勝1敗と敵地で勝ち越しに成功した。
 試合後、デーブ・ロバーツ監督は3-5と逆転された直後の7回の攻撃を回想。無死一、二塁でK・ヘルナンデスが送りバントを試みたが失敗。ゴロを捕球した捕手・トレビノが三塁へ送球して二塁走者・パヘスが三塁でアウトとなり1死一、二塁に。三塁送球よりも速くパヘスが三塁ベースを踏んだかに思われたが、結果はアウトに。「アンディ(パヘス)の足が入ったように見えた。判定は正しかったが、その後の併殺打でチャンスを潰してしまった」とバント失敗に加え、ベッツのニゴロ併殺を悔やんだ。

 パヘスは3回の守備で2死二塁からジャッジのフライを中堅フェンス手前で追いつきながらもグラブからこぼしてしまうミス(記録は適時二塁打)も。それでも指揮官は「これは彼にとっていい経験だ。彼はいいものをこのシリーズで見せた。ジャッジの一打はフェンスに(体が)あたりタフなプレーだった」とし、7回の走塁に関しても「スライディングは基本的なプレーだが彼は足を伸ばせなかった」と責めることはなく、ルーキーながらヤンキースとの名門対決で奮闘したとねぎらった。

 一方、6回8安打5失点で5敗目を喫した先発・グラスノーについても「6回で12三振を奪い1四球、ボールは良かった」と評価。「(逆転3ランを浴びた)グリシャムは2ボール1ストライクから高めの直球を狙ったが低く入った。彼がいいスイングで捉え、違った試合になってしまった」とあの一発が大きかったとした。

 ア・リーグ東地区首位を走るヤンキースとの今シリーズは「ワールドシリーズ前哨戦」とも称された。指揮官は「そうだね。彼らのブルペンの使い方を見ればわかる」とうなずき「彼らはシリーズの戦いを打開しようとした。両チームともベストを尽くし、幸運なことに勝ち越したが、この週末は良かった。彼らは素晴らしい球団だし、ジャッジは男の中の男として評価されている」とチームの戦いを称えた上で3戦3発の相手主砲・ジャッジも称賛した。

 敵地で3戦2勝と勝ち越し「このシリーズに臨むにあたり(守備のミスが多く)ベストの野球ができていなかった。それを好転させ、先発投手たちはいい仕事をした。ブルペンも良かった。タイムリーヒットも出たしね。このシリーズに入る前は良い野球ができていなかったが、いい戦いができて整った。オフデー(現地10日の休養日)を挟みホームに戻る。次のシリーズもいい感じで挑める」と今3連戦で投打ともに良い方向に向いていると前向きに捉えた。

おすすめテーマ

2024年06月10日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム