菊池雄星 試合に出ていないのに守備妨害の珍事 一塁手とまさかの激突に赤面「穴に隠れようと思った」

2024年06月10日 10:42

野球

菊池雄星 試合に出ていないのに守備妨害の珍事 一塁手とまさかの激突に赤面「穴に隠れようと思った」
ベンチ前で衝突し、互いに見つめ合うブルージェイズの菊池(左)とアスレチックスのソダーストロム(右) (ロイター)
 【ア・リーグ   ブルージェイズ6―4アスレチックス ( 2024年6月9日    オークランド )】 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦で試合に出場していないのに守備妨害を犯す珍プレーが発生した。
 菊池は今月6日のオリオールズ戦で今季3勝目を挙げ、この日はベンチでアスレチックス戦を観戦。ブルージェイズが6―3とリードした延長10回の1死二塁で珍事が起きた。ブルージェイズの9番シュナイダーが一塁側へファウルフライを打ち上げると、一塁側ベンチ内にいた菊池がベンチ付近にきた飛球を避けようとベンチからグラウンドに飛び出した。しかし、アスレチックスの一塁手ソダーストロムの動きが見えていなかったようで、グラウンドに飛び出した菊池とファウルを追いかけてきたソダーストロムが激しく衝突。飛球はベンチ前のグラウンド上に落ちたため守備妨害が宣告され、打者のシュナイダーがアウトになった。

 グラウンド上に倒れ込んだ菊池は、同じく尻もちをついたソダーストロムと互いに見つめ合ってきょとんとした表情。菊池が手を挙げてソダーストロムに謝るような仕草もみられ、ベンチに戻る際は申し訳なさそうな表情を浮かべた。

 地元放送局「スポーツネット」は「菊池雄星選手がタイラー・ソダーストロム選手と誤って衝突し、デービス・シュナイダー選手が妨害行為となった」と驚きの絵文字を添えて動画を投稿。試合後の記事では「シュナイダーがファウルを放った直後、奇妙な事態となった。両者とも衝突して地面に倒れた。1万1276人の観衆がブーイングを浴びせる中、審判団は協議し、守備妨害を宣告した」と状況を伝えた。試合後、菊池に取材したブルージェイズ担当のアーデン・ツヴィリング記者は、故意ではなく、ベンチに手すりがなかったことを忘れていたと菊池が話したと説明。「あの後、小さな穴を掘ってその中に隠れようと思った」と菊池のコメントを伝えた。

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