アマ13冠・堤駿斗が世界ランカー相手に3回TKO勝利 来年の世界挑戦へ弾みの勝利」

2023年12月31日 19:28

格闘技

アマ13冠・堤駿斗が世界ランカー相手に3回TKO勝利 来年の世界挑戦へ弾みの勝利」
<フェザー級10回戦>堤駿斗×ルイス・モンシオン・ベンチャーラ  3回、ベンチャーラ(右)からダウンを奪う堤(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【プロボクシング フェザー級10回戦 ( 2023年12月31日    東京・大田区総合体育館 )】 アマ13冠で東洋太平洋フェザー級王者の堤駿斗(24=志成)がWBA同級15位ルイス・モンシオン・ベンチャーラ(25=ドミニカ共和国)に3回2分14秒のTKOで勝利。“世界前哨戦”に快勝し来年以降の世界初挑戦に向けて弾みをつけた。
 世界ランカー相手に“有言実行”の自身初KO勝利だ。堤は3回にカウンターの左フックで一度目のダウンを奪うと、再開後も連打から右ストレートを打ち込み試合を終わらせ「左フックの感触はよかった。ベンチャーラ選手のパワーを初回から感じていたので気を引き締めて自分のボクシングをした。5回以内に倒すと決めていたので、最高の結果で終われてよかった」と笑みを広げた。

 これまで3戦3勝も全て判定勝ちだったことから、昨年8月下旬から米ラスベガス約1カ月行ったスパーリング合宿から「倒すボクシング」に磨きをかけた。現地ではWBC世界スーパーフェザー級3位エドゥアルド・エルナンデス(26=メキシコ)ら強豪選手と手合わせし腕を磨いた。

 またベンチャーラとは昨年10月に対戦予定だったが、堤が減量中にインフルエンザに感染したため試合直前で中止となっていた。「相手にも申し訳ない気持ちだった。これまでで一番体調面に気をつけた」と以降は減量法から見直しこの試合に備えてきた。

 来年以降の世界初挑戦へ弾みを付けるKO勝利。「来年は世界ランク上位に上り詰めて、世界いつでもできるぞ、と思ってもらえるように精進します」と高みを見据えた。

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