「光る君へ」道兼、死の淵から涙の再起「まさか道長が…」「名シーン」ネット反響 次回予告「汚れ仕事」

2024年04月15日 11:00

芸能

「光る君へ」道兼、死の淵から涙の再起「まさか道長が…」「名シーン」ネット反響 次回予告「汚れ仕事」
大河ドラマ「光る君へ」第15話。自暴自棄の藤原道兼(玉置玲央)は藤原道長の兄弟愛に…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は14日、第15話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第15話は「おごれる者たち」。藤原道隆(井浦新)は強引に藤原定子(高畑充希)を中宮(皇后とほぼ同格)にし、皇太后・藤原詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。2年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。藤原伊周(三浦翔平)らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始めたため、藤原道長(柄本佑)は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろ(吉高由里子)は、さわ(野村麻純)と近江の石山寺へと出掛ける。思いもよらぬ人物との出会いが…という展開。

 自業自得とはいえ、藤原兼家(段田安則)から後継者に指名されず、酒に溺れる藤原道兼(玉置玲央)は藤原公任(町田啓太)の屋敷に居座ってしまう。道長が迎えに行った。

 道兼「俺は…父上に騙されて、ずっと己を殺して生きてきた。己の志、己の思い、すべて封印してきた。そし、父上にも妻にも子にも捨てられた。これ以上、俺にどうしろなどと説教するな。俺のことなぞ忘れろ」

 道長「兄上はもう父上の操り人形ではありません。己の意思で、好きになさってよいのです」

 道兼「ならば聞くが、摂政の首はいかほどか。摂政の首が取れたなら、魂だってくれてやる。俺はもう死んでんだ。とっくの昔に死んでんだ。死んだ俺が摂政を殺したとて、誰も責められぬ。摂政の首が取れたら、未練なく死ねる。浄土に行けずとも、この世と、おさらばできる」

 道長「私は、兄上にこの世で幸せになっていただきとうございます」

 道兼「心にもないことを」

 道長「まだこれからではありませぬか!兄上は、変われます。変わって、生き抜いてください。この道長が、お支えいたします」

 道兼「俺に…生きる場所なぞ、あるとも思えぬ(と涙)」

 道長「ありまする!しっかりなさいませ!父上は、もうおられないのですから」

 2年後の993年(正暦4年)、摂政・道隆の下、道兼は内大臣となり、政務に復帰した。しかし、次回予告。道兼は「汚れ仕事は、俺の役目だ」――。今度は何のために、誰のために手を染めるのか。

 SNS上には「まさか道長が手を差し伸べるとは」「道兼&道長のラインがつながるとか想像すらしなかった。いい意味で裏切られた」「最初は道兼が嫌いだったけど、父に愛されず道具として利用され、迷いながらも一心に父と家のために汚れ仕事。道長の言葉を聞いて涙する純粋さを見て、心から応援したくなった。生きろ道兼」「道長くん、道兼くんをまひろの母の仇と認識しつつも、こうやって兄弟の情を捨てないあたり、好きだな」「すべてを失い、自暴自棄になり、自堕落に腐る道兼を真っすぐに諭す道長。子どもの頃は虐められ、まひろ母の恨みすらあるはずなのに、この次男・三男は本当に魅力的に描かれていて、無様に泣き伏す玉置玲央さんの名演も相まって胸に迫る名シーンだった」などの声。反響を呼んだ。

 次回は第16話「華の影」(4月21日)が放送される。

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