TBS「ふてほど」磯山晶プロデューサー退社 どうなる?続編…局関係者は「円満退社であり…」

2024年06月11日 07:30

芸能

TBS「ふてほど」磯山晶プロデューサー退社 どうなる?続編…局関係者は「円満退社であり…」
「第61回ギャラクシー賞」贈賞式に登壇し、“チョメチョメ”ポーズで会場をもり上げた阿部サダヲ(中央)。磯山晶プロデューサー(左)も笑顔。右はチーフ演出の金子文紀監督 Photo By スポニチ
 今春に社会現象を巻き起こしたTBSの連続ドラマ「不適切にもほどがある!」を手掛けた磯山晶プロデューサー(56)が同局を退社することが10日、分かった。関係者によると、今後フリーのプロデューサーとして活動していく。
 スポニチアネックスの取材では、今月1日付で、2019年から出向していたTBSグループ映像制作会社「TBSスパークル」から同局「人事労政局預かり」となり、現在有給休暇を消化している。

 磯山氏の退社によって気になるのが「ふてほど」の続編だ。

 同作は、宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたコメディーで、阿部サダヲ演じる昭和のおじさんがコンプライアンスに縛られた令和の時代にほん放な言動を繰り出し、一石を投じたドラマ。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などのヒット作を生み出してきた宮藤&磯山氏の最強タッグによる傑作とも言われた。

 5月31日には、優れたテレビ番組やラジオ番組などに贈られる「第61回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会主催)のテレビ部門の特別賞と視聴者投票によるマイベストTV賞グランプリをダブル受賞。司会者から続編について問われた磯山氏はこの時、「宮藤官九郎さんがこの企画を書く時に“大きい声では言えないことを代弁して、溜飲を下げる”ということを目指しているとおっしゃっていたので、まだ大きい声では言えないけど、代弁して皆さんの溜飲が下がるようなことが見つかれば、是非とも制作したいと思っております」と条件付きながら意欲を示していた。

 そしてこの翌日、磯山氏は“退社待機”ともいえる局「人事労政局預かり」となった。

 ドラマ関係者は「磯山さんは周囲に“退社し、ドラマを作り続けます”とすでにあいさつをしています」と話している。サラリーマンとしての管理職ではなく、独立してドラマ制作に打ち込む環境をつくるようだ。

 局関係者は「ふてほど」続編の可能性について「円満退社であり、続編を制作するとなれば磯山さんが受けてくれるのでは」と話している。

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