TBS「ふてほど」P独立フリーへ ヒットメーカーの退社が続く理由とは…関係者「管理職ではなく…」

2024年06月11日 08:00

芸能

TBS「ふてほど」P独立フリーへ ヒットメーカーの退社が続く理由とは…関係者「管理職ではなく…」
磯山晶プロデューサー Photo By スポニチ
 今春に社会現象を巻き起こしたTBSの連続ドラマ「不適切にもほどがある!」を手掛けた磯山晶プロデューサー(56)が同局を退社することが10日、分かった。関係者によると、今後フリーのプロデューサーとして活動していく。
 スポニチアネックスの取材では、今月1日付で、2019年から出向していたTBSグループ映像制作会社「TBSスパークル」から同局「人事労政局預かり」となり、現在有給休暇を消化している。

 近年、敏腕プロデューサーの退社が相次いでいるが、どんな理由が考えられるのか。

 日本テレビ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(19年)、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(23年)のプロデューサー、フジテレビ「テラスハウス」などを担当したプロデューサーが「Netflix」へ移籍。ほかにも「Amazon」傘下の会社など、動画配信サービス大手へ続々と転職組が移っている。ドラマ関係者の間ではこの流れについて「給与面など待遇の良さがあるのかもしれないが、何より、コンプライアンスの縛りが厳しい地上波ではなく、潤沢な資金をかけて自由に作りたいという思いがあるのでは」との見方がある。

 一方で、フリーを選ぶ磯山氏について、局関係者は「56歳という年齢から後進の育成も大きな仕事の一つ。そんな中で、今後、管理職ではなく、クリエーターとして現場でドラマを作り続ける環境を選択したようだ」と語る。フジテレビ「コード・ブルー」シリーズを手掛けたプロデューサーらも過去に定年を待たずに退社し、独立。この道を選択するヒットメーカーも多く「磯山さんほどの実績があればフリーで十分やっていける。“ふてほど”の大ヒットも後押ししたのでは」とみている。また、磯山氏は23年にNetflix配信の「離婚しようよ」も手掛けており、すでにNetflixで作品を請け負うことも決まっているという。

 今後どのような作品を生み出していくのか。宮藤官九郎とのタグも続くのか、注目される。

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