桂ざこばさん死去 お茶の間に愛された芸風 バラエティーにCMに引っ張りだこ 文部科学大臣賞も受賞

2024年06月12日 15:00

芸能

桂ざこばさん死去 お茶の間に愛された芸風 バラエティーにCMに引っ張りだこ 文部科学大臣賞も受賞
桂ざこばさん Photo By スポニチ
 落語家・桂ざこば(本名関口弘=せきぐち・ひろむ)さんが喘息のため、12日午前3時14分、自宅で亡くなった。76歳。所属の米朝事務所が公表した。
 ざこばさんは1963年に桂米朝に弟子入りして桂朝丸を名乗る。88年に二代目桂ざこばを襲名した。85年に「上方お笑い大賞金賞」を初受賞、その後日本放送演芸大賞奨励賞や大阪府民劇場賞奨励賞を受賞。2016年には芸術各分野の優れた業績を表彰する芸術選奨の文部科学大臣賞を受賞し、「なんでまた…」と茶目っ気たっぷりにコメントしていた。

 米朝一門の中でも型破りな性格で、メディアでも人気に。火が付いたのは75年4月スタートの「テレビ三面記事 ウィークエンダー」。泉ピン子らとレポーター役で活躍し、全国的人気となった。

 迫力ある語り口と人情味あふれる芸風で、読売テレビ「そこまで言って委員会」、毎日放送「水野真紀の魔法のレストラン」にレギュラー出演。朝日放送「探偵ナイトスクープ」などバラエティー出演も多く、お茶の間に愛された。

 また、CM出演も多数。95年の「サントリーモルツ」のテレビCMでは、「川藤出さんかい!」というセリフが一躍話題に。「ミツカン」ポン酢CMなどに起用された。

 米朝事務所によると、お別れ会などは執り行う予定。ただ「自宅住所、葬儀会場、喪主等は非公表とさせていただく」としたうえでメディアの通夜・葬儀への取材についても自重を呼びかけた。
 

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