桂ざこばさん死去 後輩・桂吉弥が人柄しのぶ…不仲説あった桂吉朝さんの家族葬に「こっそり線香上げに」
2024年06月12日 16:56
芸能
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吉弥が桂吉朝さん(05年に50歳で死去)に弟子入りして間もなくのこと。「なんで神戸大という国立大を出て、人の税金で勉強したのに落語家になるんや。どういうこっちゃ」と怒られたのがざこばさんと話した最初だったそうだ。
米朝一門では師匠の吉朝さんとざこばさんが切磋琢磨するライバルで仲がよくないと言われていたそうだが、「ウチの師匠が亡くなった時、家族葬だったけど、ざこば師匠は夜中にこっそりお線香を上げにきてくださった。師匠のことも認めてくれていたのだと思います」と振り返った。
ざこばさんが体調不良で落語会を欠席する際に吉弥が何度も代役を務めた。その都度「吉弥兄ちゃん、助かったわ。おおきに」とざこばさんは頭を下げたそうだ。最後に共演したのはざこばさんの最後の高座。「私が中トリで、米団治師匠が大トリ。ざこば師匠は中入り後に“上燗屋(じょうかんや)”をされました。高座に上がる前に、(笑福亭)呂鶴師匠らと昔話に花を咲かせて、盛り上げてくれて。それで、いつも通り、気持ちよさそうに演じておられたと思います」とざこばさん最後の1席を回想していた。