小林幸子「100周年までやりますので長生きして!」 60周年記念公演で誓い立てる
2024年08月02日 18:08
芸能
![小林幸子「100周年までやりますので長生きして!」 60周年記念公演で誓い立てる](/entertainment/news/2024/08/02/jpeg/20240802s10041000250000p_view.webp)
ステージでは60年を表現。「おもいで酒」「雪椿」など代表曲を惜しみなく披露。さらに「人生の転機」と語るニコニコ動画との出会い。“ラスボス小林幸子”として若い世代にも親しまれるきっかけとなったボカロ曲「千本桜」や、「エイリアンエイリアン」の替え歌「サチコサンサチコサン」なども熱唱した。
代名詞ともいえる高さ約7メートルにも及ぶ巨大衣装「火の鳥」やステージをの幅をフルに使った巨大なカタツムリ「ツム子」も登場し、集まったファンを魅了した。
ステージ上では笑顔の瞬間だけではなかった。16曲目の「風といっしょに」を歌い終えると、静寂のなかに幸子のすすり泣く声だけが響く。歌唱前にスクリーンには最新のAI技術を駆使したデビュー当時の10歳の小林幸子が登場し、夢のような出会いに感情を抑えきれなかった。「デビューから60年後に10歳の私と会話できるなんて思っていなかった。いろんなことを思い出して泣いてしまいました」と目を赤らめた。それでも「それにしても子どものころかわいかったですね」と、笑ってもらえる歌手であることもみせつけた。
「いまを一生懸命やること」。目の前を大事にすることで60年ものステージに立ってきて、その思いはこれからも同じ。最後には「100周年までやりますので、どうぞ皆さん長生きしてください!」。高らかな宣言でステージを後にした。