有森也実 9年前に母と別れ 最期の2カ月を共にし「いい時間」他界後父から母へののラブレターを発見

2024年10月08日 16:09

芸能

有森也実 9年前に母と別れ 最期の2カ月を共にし「いい時間」他界後父から母へののラブレターを発見
有森也実(2016年撮影) Photo By スポニチ
 女優の有森也実(56)が8日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。9年前にみとったという母の最期について語った。
 有森の母は9年前の2015年に他界した。子供の頃から母が大好きで、洋服も母が作ってくれたものを着ており、「バレエを習ったのも母の影響だったと思います」と振り返った。

 大人になってからはすれ違うこともあったと言い「母親らしくしてもらいたかったっていうか、割と奔放な方だったので。そういう意味では気持ちのすれ違いみたいなものはありましたね。でも娘と母親っていうのはそういうもんなのかもしれないなっていうふうには、最近は思います」と語った。

 最期は自身の自宅でみとったとし「ほぼ2カ月ぐらいは一緒に過ごせたので。それは本当にいい時間でしたね。母も私に甘えられて良かったんじゃないでしょうかね」と目を細めた。

 忘れられない言葉を問われると、亡くなる2カ月前、母は目もあまり見えない時に「私の顔をまじまじと見てね、“也実は美人だね”って言うんですよ」と有森。

 「なんか恥ずかしくって私。もうそろそろ亡くなるんじゃないかっていう時に、もっとほかにないかなあみたいなね、こっち(ハート)の方がないかなあって。でもまあママらしいっちゃママらしいのかなっていうふうに思ったんですけど」と笑いながらも、「今思うとああそういう美しさとかにはとてもこだわりのあった人だったから。ママらしい言葉を私に向けてくれてありがたいなっていうふうに、今は思えるようになりましたけど」と語った。

 また自身の不在時にはヘルパーを頼んでいたが、ヘルパーからは母が車椅子に乗りたがり、何をするのかと思ったところ、化粧箱を探していたとも言われ、驚いたことも。「私よりも女優さんぽい人でした。オシャレの大好きなね」と笑ってみせた。

 そうして母が他界後、遺品を整理していると、結婚前の両親のラブレターが出てきたという。「そうです。いっぱい出てきてラブレターが」と話したものの「でも母の方がパパに返信したラブレターはほとんどなくて。お父さんのラブレターがどっさり出てきて。まあこんなに愛し合ってたんだなと思って」と驚いたとした。

 両親について「ちょっと離れ離れにいた時期が。父は宮司の勉強で佐賀の方にいて。割と長いこと離れ離れだったので。その時期は文通だったんですよね。だからいっぱい来てました。ロマンチックな文章が。こんなに愛し合って私が生まれて来ただなと思ったら良かった」と説明。

 「私が中学生ぐらいから、2人は別居して離れ離れに暮らしていたんで、だから一緒に住んでたのは凄く短かったんですよね。子供ながら凄く不思議で。なんで夫婦なのに別々で暮らして、つらくないのかなとか、離婚しないのかなとか凄い不思議だったんですけど、父のラブレターを読んで、まあ夫婦にしか分からないものがあるんだなって思いました」としみじみと話した。

 「もう本当に涙が出ました」と語ると、「だから父は母に向けてのラブレターだったけど、私に向けてのラブレターでもあったななんて思って。今は一緒のお墓に入ってますから」と笑顔で話した。

 母が他界して2年後には父も他界。父は佐賀県で祖父の代から続く神社の宮司を務めており、他界後役所に出向いたところ、役所の関係者から声をかけられたという。

 「僕は生前お父さまからたくさんしかられました。本当にありがたかったです。亡くなられて本当に残念ですけど、ああやってしかってくださるのはうれしかったです」と笑顔で言われたとし、「私は離れてたので、父に怒られたっていうのは子供の頃しかないし、なんかうらやましかったんですけど。他人をしかるっていうのはなかなかできることじゃないなと思って」「ああ父はここで松岡神社の宮司として、本当に地域の人達と一緒に生きてたんだなというのを感じて。本当にうれしかったですね」と語った。


 

 

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