Rソックス・吉田正尚 30度目マルチ安打 164キロ直撃右足の状態に不安なし

2023年07月05日 04:49

野球

Rソックス・吉田正尚 30度目マルチ安打 164キロ直撃右足の状態に不安なし
レッドソックス・吉田正尚(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス-レンジャーズ ( 2023年7月4日    ボストン )】 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が4日(日本時間5日)、本拠地ボストンでのレンジャーズ戦に「3番・左翼」で先発復帰。7月1日(同2日)のブルージェイズ戦で右足すねに死球を受けて状態が心配されたが、今季30度目のマルチ安打を記録するなど、プレーで万全の状態を証明した。
 初回1死からの第1打席では高めカットボールを捉えきれず、左飛。4回無死からの第2打席は91・7マイル(約147・5キロ)シンカーに詰まらされて二ゴロに倒れたが、試合内で確実に打撃の修正を施してきた。

 1-4の6回1死、レンジャーズ先発・ダニングのチェンジアップを逆らわずに捉え、低いライナー性の打球を中前へと運んだ。降雨のため、ぬかるんだ足元にも関わらず、次打者・ディバースの右前打で三塁を狙う勢いで全力疾走するなど、状態に不安はなし。8回1死からの第4打席では、さらにぬかるんだ地面を全力で駆け抜け、一塁内野安打をもぎ取った。

 DHで出場した7月1日(同2日)のブルージェイズ戦。7回の第4打席で右足すねに投球を受け、グラウンドに崩れ落ちた。走者としては試合に出場したが、次打席で代打を送られて交代。101・8マイル(約163・8キロ)の剛球を受けただけに、アレックス・コーラ監督も試合出場については慎重な姿勢だった。

 それでも1試合を欠場し、移動日をはさんで2日間の“休息”で戦いの場に戻ってきた。ワイルドカード圏内へ、着実に勝利を積み重ねていかなければならない状況だけに、勝利への強い思いと責任感を胸に、グラウンドに立つ。

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