巨人・梶谷「なんとかチームのためにと思って必死でした」 延長12回に決勝打 自らの1000試合飾る

2023年07月05日 23:08

野球

巨人・梶谷「なんとかチームのためにと思って必死でした」 延長12回に決勝打 自らの1000試合飾る
<中・巨>勝ち越し打を決め通算1000試合出場も果たした梶谷 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人7―6中日 ( 2023年7月5日    バンテリンD )】 巨人の梶谷隆幸外野手(34)が中日戦(バンテリンD)の延長12回に2点適時打を放ち、NPB史上521人目の通算1000試合出場という区切りの試合を自らの決勝打で飾った。
 「6番・左翼」で先発出場。4点リードを追いつかれ、5―5で迎えた延長12回だった。1死二、三塁の場面で相手9番手右腕・祖父江の5球目スライダーを中前に弾き返し、秋広の代走・門脇、岡本和の代走・若林をホームへと迎え入れた。それまでの5打席では4打数無安打1死球。6打席目で放ったこの試合初安打がチームに勝利をもたらした。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ梶谷は「いやー、非常に疲れましたけど。なんとか勝ちたいと思ってやってたんで。いいところで1本出て良かったです」と4時間44分の死闘に決着をつけた決勝打にホッとした様子。「それまでの打席で凡退してたんで、なんとかチームのためにと思って必死でした、はい」と笑みをこぼした。

 通算1000試合出場という自身のメモリアルマッチには「自分がこれだけ試合を重ねるとは(プロに)入った時は全く思っていませんでしたので、なんか感慨深いというか。僕に関わってくれた全ての方に感謝したいと思います」という梶谷。2021年から巨人にFA移籍で加入したが、腰と左膝の手術を受け、今季開幕直前の3月24日に育成契約から支配下へ復帰と苦難が続いた。

 「ケガしちゃいけないんですけど、もう…したからにはその分、取り返したいと思って、必死にやってます」と勝利の味を噛み締めた。

 最後に巨人ファンへのメッセージを求められると、「こっち向いたほうがいいですか?」とわざわざG党のいる左翼スタンドへ向き直った34歳。

 大歓声に向けて「あの…。ホントね、5時間近くなる試合を、最後までありがとうございます。また、あさってから勝てるように頑張っていきます。引き続き応援よろしくお願いいたします」とベテランらしく丁寧な口調で呼びかけていた。

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