阪神・岡田監督 ぼやき止まらん「ボール球を振りすぎやな」6度の得点圏生かせず13三振で零敗

2023年07月14日 05:15

野球

阪神・岡田監督 ぼやき止まらん「ボール球を振りすぎやな」6度の得点圏生かせず13三振で零敗
<神・D>7回、代打を告げる岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神0―4DeNA ( 2023年7月13日    甲子園 )】 阪神・岡田彰布監督(65)は、6イニングにわたってつくった得点機で計16打数1安打とあと一本が出ず、零敗した打線について「ボール球を振りすぎ」などとぼやいた。試合前にシェルドン・ノイジー外野手(28)が下半身コンディション不良を訴え、その代役として5番にミエセスを入れ、小野寺を3番抜てきと新オーダーで臨んだ一戦。選手個々は結果を出して9安打を放ったが、つながりを欠き、開幕からのDeNA戦の主催試合連勝は8で止まった。
 バットに当たらないことには、どうしようもない。阪神が三振地獄に陥った。2番手の森原を攻めた3点を追う6回は、無死一、二塁からミエセス、佐藤輝、坂本が3者連続三振。続く7回は、昨夜サヨナラ負けを味わわせたウェンデルケンから無死二塁をつくったものの、代打・前川、森下、中野のバットが空を切った。

 「今日もボール球を振りすぎやな。ワンバウンドを。だからもう、ノーアウトで出てもな、前に進めへんもんな。ランナーが」

 岡田監督は怒りを通り越してあきれ返っていた。無死で走者を出すこと6イニング。その全ての回で得点圏に走者を置いたものの、打球がなかなかフェアグラウンドへ飛ばなかった。この日の13三振を加え、今季、チームが喫した三振は12球団最多となる683個。1試合平均8・4個の多さだ。セパ通じて最多の283四球を選ぶ堅実さとは対照的な猛虎のもう一つの顔が幅を利かせ、本塁がとにかく遠かった。指揮官の嘆きは止まらなかった。

 「だから、後ろにつなぐとかなあ。ランナーが出ているときに四球が1個か。ミエセスのな(初回1死二塁でも小野寺が四球)。だから、そういう結果になるよなあ。石田は、そんなにええことないと思ったよ。今日は。あんだけチャンスをつぶしたらな。やっぱり。5回で交代やと思っていたからな」

 試合前の練習でノイジーが下半身コンディション不良を訴え、急きょ、出場予定ではなかったミエセスを5番に入れた。だがカンフル剤とはならず、今季10度目の零敗。今季の主催試合8連勝中だったDeNA戦で、初めてホームで黒星をつけられ、2ゲーム差に詰められた。前回の対戦で3タテを食らった相手に2勝1敗と勝ち越したことには「トータルで見たらな」と評価しつつも、9安打を放ちながら無得点の敗北に歯切れが悪かった。(倉世古 洋平)

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