東洋大姫路 延長11回サヨナラの陰に“岡田流”「基本はディフェンス」の踏ん張り無失策

2023年07月20日 04:00

野球

東洋大姫路 延長11回サヨナラの陰に“岡田流”「基本はディフェンス」の踏ん張り無失策
<東洋大姫路・神戸学院大付>劇的な延長戦勝利を飾り、歓喜する東洋大姫路ナイン Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦   東洋大姫路10―9神戸学院大付 ( 2023年7月19日    ほっと神戸 )】 “0失策”が劇的逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。9回を終えて5―5と決着つかず、試合は延長タイブレークに突入。延長11回1死二塁から、大村景虎(2年)が決勝の適時二塁打を放ち、大熱戦に終止符を打った。昨夏は4回戦敗退も、今夏は5回戦進出。元履正社(大阪)監督で、昨年4月から母校で指揮を執る岡田龍生監督は「エラーがなかったのは大きい」と汗を拭った。
 勝利の陰には、守備での踏ん張りがあった。履正社監督時代に全国制覇へ導いた名将は「基本はディフェンスをちゃんとやらないといけない。野球っていうのはそういうもの」と力説した。この日は両校合わせて計32安打19得点と乱打戦。しかし、その中でもチーム内で失策はひとつも許さなかった。

 兵庫は、今春の選抜準優勝の報徳学園ら難敵が待ち構える全国屈指の激戦区。経験豊富な指揮官は「どこまで頑張れるか…一生懸命、頭を使っているんです」と勝利のために奮闘する。11年以来、12年ぶりとなる夏の甲子園出場へ。守備から流れをつくる“岡田野球”を貫く。(山手 あかり)

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