【球宴】九里「爪痕残せた(笑い)」 第一投でラオウと“乱闘騒ぎ” 前日に「何か面白いことを…」

2023年07月20日 22:26

野球

【球宴】九里「爪痕残せた(笑い)」 第一投でラオウと“乱闘騒ぎ” 前日に「何か面白いことを…」
初回、九里の投球が背中を通り怒ってマウンドに向かう杉本。不安そうに立っている捕手・大城(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【マイナビオールスターゲーム2023第2戦   全セ1―6全パ ( 2023年7月20日    マツダ )】 「マイナビオールスターゲーム2023」は20日、マツダスタジアムで第2戦が行われた。全セの先発を務めた広島・九里亜蓮投手(31)が球場をわかせた第一投について「爪痕残せたかなと思います(笑い)」と振り返った。
 初回、全パ1番に入った杉本(オリックス)はいきなりセーフティーバントの構え。これに九里が投じた一投は背中を通過した。この一球に杉本はいきなりヘルメットをとってマウンドへ向かう。九里もグラブをとって両手を広げて応戦の構え。乱闘騒ぎかとハッとした瞬間に両者は笑顔で抱き合った。完全に出来上がったストーリーに、球場からもどよめきと拍手が起きた。

 この内幕に付いて、九里は杉本と「何か面白いことをやろうかと。同級生で大学の時も同じリーグでやっていましたし、ちょっと爪痕残せたかなと思います(笑い)」と前日に打ち合わせていたことを告白した。

 提案したのは「お互い。お互い何か面白いことをしたい」と同じ思いだった。また、先発マスクを被っていた大城(巨人)には「伝えてました」と了承済みだったことも明かした。

 また、“乱闘騒ぎ”に加えて球宴ならではの投球も。5番・柳田に対して「投げてみたいなと思っていた」というナックルを2球連続で投じた。「しっかり打たれました」と二塁打を打たれたものの、リーグ戦とは違った雰囲気を味わい、本拠地をわかせた。

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