エンゼルス・大谷 勝率5割復帰貢献の三塁打!大リーグ公式サイトがトップ記事で移籍先候補特集

2023年07月20日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 勝率5割復帰貢献の三塁打!大リーグ公式サイトがトップ記事で移籍先候補特集
<エンゼルス・ヤンキース>5回、適時三塁打を放つ大谷(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス5―1ヤンキース ( 2023年7月18日    アナハイム )】 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が18日(日本時間19日)、ヤンキース戦に「2番・DH」で出場。3―1の5回に適時三塁打を放ち、7日以来のチームの勝率5割復帰に貢献した。9年ぶりのポストシーズン進出へ崖っ縁で踏ん張る中、8月1日(同2日)のトレード期限を前に、大リーグ公式サイトはトップページで大谷の移籍先候補10球団を掲載した。
 止まらない。熱いバットと同じように、トレード報道の主役も大谷だった。「大谷を最も必要とする球団は?」。大リーグ公式サイトが、そのものズバリのタイトルでトップ記事を展開した。

 候補に挙がったのは10球団。トップはア・リーグ東地区首位のレイズで、故障者続出で「球団史上初のワールドシリーズ制覇への救世主を求める」と最有力候補に推した。2位はフィリーズ。3位にはこの日の対戦相手だったヤンキースが挙がった。主砲ジャッジが離脱中で、打線の強化が急務。さらに投手陣も負傷者が多く「先発ローテーションの一角としても大谷は明らかに歓迎される」と分析した。その他、ブレーブス、ドジャースに加え、エ軍と同地区首位のレンジャーズ、同3位タイのマリナーズなどを列挙。大谷の去就が、いかに注目を集めているかの証明だった。

 過熱する報道をよそに、本拠地・エンゼルスタジアムのスタンドにはアート・モレノ・オーナーの姿があった。そのオーナーが、ハイタッチで喜んだのが3―1の5回だ。1死一塁から大谷が、右腕ヘルマンのチェンジアップを引っ張った。打球速度110・5マイル(約178キロ)の鋭い当たりは一塁手の左を抜け、右翼フェンスに到達。4点目の適時三塁打になった。6月末に完全試合を達成した右腕を“完全攻略”し、オールスター戦を挟んで7試合連続安打、4戦連続打点。日本選手初の4戦連発こそ逃したが、7三塁打は35本塁打とともにリーグ単独トップとなった。

 チームは7月初の連勝で、1カ月ぶりのカード勝ち越し。7日以来の勝率5割に復帰し、ワイルドカード圏内まで4・5ゲーム差に縮めた。「今日はメリハリのある野球ができた」とフィル・ネビン監督。大谷の去就に絶対的権限を持つオーナーは、どんな思いで大谷を見ていたのだろうか。(柳原 直之)

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