修徳の1メートル92右腕・篠崎 最速144キロ!2回零封「夏の感覚つかめた」

2023年07月20日 05:31

野球

修徳の1メートル92右腕・篠崎 最速144キロ!2回零封「夏の感覚つかめた」
<麻布・修徳>7回から救援したプロ注目の修徳・篠崎(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権東東京大会4回戦   修徳4-0麻布 ( 2023年7月19日    神宮 )】 修徳・篠崎国忠(3年)が一回りも二回りも大きくなった姿でマウンドに帰ってきた。3―0の7回、2番手で今夏初登板。いきなり2者連続三振を奪った。8回は2四球などで2死満塁のピンチを招いたが、切り抜けた。2イニングを1安打無失点。直球主体で封じ込め「夏の感覚をつかめた。次の試合は完璧に投げられると思う」と手応えをつかんだ。
 今夏の東東京大会で2番目に大きい身長1メートル92の背番号1は、3~5月中旬まで投げられない時期が続いた。昨秋に投球フォームを全体的に変えたことで、腰や背中に張りが出た。オリックス、ソフトバンク、巨人、中日の4球団が視察する前で、自己最速の145キロまであと1キロに迫る最速144キロを計測し復活をアピール。管理栄養士の指導の下、昨秋の体重88キロから現在は103キロと15キロの増量にも成功した。「出力が上がった。筋力がついたら化けるかもしれない」とソフトバンク・宮田善久関東統括スカウト。オリックス・山下ら1メートル90超の長身パワー投手の活躍は近年の球界のトレンドだが、新たな怪物候補の胎動が力強さを増した。(田中 さくら)

 ◇篠崎 国忠(しのざき・くにただ)2005年(平17)6月12日生まれ、東京都出身の18歳。小2から扇ターキーズで野球を始める。修徳中を経て修徳に進学し、1年秋からベンチ入り。最速は145キロ。憧れの選手はエンゼルス・大谷。50メートル走6秒9。1メートル92、103キロ。右投げ右打ち。

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