医学部目指す三国丘・文野“ドクターKだ”12奪三振の次は8K完封 公立の鉄腕が夏の主役名乗り

2023年07月20日 04:00

野球

医学部目指す三国丘・文野“ドクターKだ”12奪三振の次は8K完封 公立の鉄腕が夏の主役名乗り
<三国丘・佐野>完封に喜ぶ三国丘・文野(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大阪大会2回戦   三国丘2―0佐野 ( 2023年7月19日    南港中央 )】 公立の進学校に、最速144キロ左腕が現れた。三国丘は先発の文野結(ゆう=3年)が9回3安打無失点、8奪三振の好投で完封勝利した。
 ゆったりと右足を上げる投球フォームから、伸びのある直球を投じる。この日は5回2死まで相手打線を寄せ付けず無安打投球を展開。「9回までいけて、チームを引っ張れた」。前回16日の大阪学芸との1回戦では9回3失点、12奪三振で完投で勝利に貢献した。

 昨夏の大会後から走り込みを中心に下半身強化に励んだ。食事の量も増やし、昨夏から体重は5キロ増の71キロ。球速は10キロもアップした。国公立医学部を目指す文野は、「野球でどこまでいけるか試したい気持ちもある」。野球か、医者か――。その後の進路は、最後の夏を走り抜いてから決める予定だ。

 秋、春も一人で投げ抜いた鉄腕サウスポーは「1番をつけている以上、自分が最後まで投げたい」と、この夏の主役に名乗りをあげた。 

 ◇文野 結(ふみの・ゆう)2006年(平18)2月22日生まれ、大阪府堺市出身の17歳。小学3年に御池台サンライズで野球を始めて投手。中学は堺ビッグボーイズに所属して主に投手。三国丘では1年秋に背番号11でベンチ入り。持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ。50メートル走6秒2、遠投110メートル。1メートル78、71キロ。左投げ左打ち。

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