【球宴】阪神・村上「印象に残ることをやりたかった」球速測定不能の〝遅球〟に場内どよめいた

2023年07月20日 05:15

野球

【球宴】阪神・村上「印象に残ることをやりたかった」球速測定不能の〝遅球〟に場内どよめいた
<全セ・全パ>初回、4失点し苦笑いでベンチに戻る村上(右から2人目)(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【マイナビオールスターゲーム2023第1戦   全セ1―8全パ ( 2023年7月19日    バンテリンD )】 温めていた遅球に、場内はどよめきに包まれた。全セ先発の阪神・村上が初回先頭・外崎への初球に投じたのは、球速測定不能のスローボール。「何か印象に残るようなことをやりたかった。初球からいこうと決めてました」と笑みを浮かべた。
 全セの記念撮影では、バウアーと隣同士に。「(YouTubeにも)出たいと思います。凄いボールを投げますし、ギアチェンジも全然違う。変化球とかどう投げているか聞いてみたい」と、交流を熱望していた20年のサイ・ヤング賞右腕から願望通り、試合後にスライダーの握りを教わるなど収穫はあった。

 「また明日とかにも、試してみたい。(今年の)公式戦では投げないと思います。秋キャンプくらいから生かせるように」

 先頭・外崎の左前打から4連打を浴びるなど、初回に5安打4失点。思わず苦笑いでベンチに戻るも、2回は無失点と意地を見せた。「めちゃめちゃ打たれたんですけど、それはそれでいい経験になった」。結果はホロ苦でも、今後の野球人生に生きる夢舞台を心から満喫した。(阪井 日向)

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