大リーグ公式サイトがエンゼルスのトレードデッドラインの動きを「選手層を厚くした」と評価

2023年08月02日 12:30

野球

大リーグ公式サイトがエンゼルスのトレードデッドラインの動きを「選手層を厚くした」と評価
エンゼルスがホワイトソックスからレンタルで獲得したルーカス・ジオリト投手(AP) Photo By AP
 大リーグ公式サイトのマイク・ペトリエロ記者が、エンゼルスのトレードデッドラインの動きについて、肯定的に評価している。
 エンゼルスは大谷翔平をトレードしないと決めたが、次に行うべき論理的なステップは、ポストシーズン出場を目指す大谷に良い脇役を見つけてくることだった。

 アート・モレノオーナーのエンゼルスの積年の問題は、リーグを代表するトップスターを抱えながら、周りを固める選手がいないこと。ペリー・ミナシアンGMは、昨オフから、そこに力を入れ、結果今もチームは勝ち越している。

 今回ホワイトソックスからレンタルで獲得したルーカス・ジオリトとレイナルド・ロペス両投手は今季あまり成績は良くないが、計算できるベテランだ。例えばジオリトは19年から21年にサイヤング賞の投票を受けるほど活躍していた時とは違い、この2シーズンは三振も少ないし、防御率も良くない。レンタル期間に急に復活することも期待できない。しかしながらそれでも十分。初登板のブルージェイズ戦では6回途中まで3失点でゲームを作った。ロペスもホワイトソックスで防御率4・29だったが、エンゼルス加入後、2試合に登板、最初の12人の打者から6つも三振を奪い、無失点だった。

 ランデル・グリチェク外野手とクリストファー・クローン一塁手の補強もプラスだ。グリチェクはロッキーズで打率・308、8本塁打、27打点で、死球で離脱のテーラー・ウォードの代わりになるし、クローンは通算186本塁打のパワーヒッターで、OPS(出塁率+長打率)で25位の一塁のポジションを強化できる。彼らがリーグ平均くらいの力しか出せないとしても、それでも今のエンゼルスではアップグレードになる。2人の交換要員は若手有望株ではなく、マイナーのメイソン・アルブライト投手とジェイク・マデン投手の2人だった。

 エンゼルスはワイルドカードの3つ目のスポットにいるブルージェイズと3ゲーム差。最後まで戦い続ける。

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