阪神・森下 テレビで見ていた憧れの先輩小笠原撃ち&3安打 岡田監督は3番固定明言「もう普通やで」

2023年08月02日 05:15

野球

阪神・森下 テレビで見ていた憧れの先輩小笠原撃ち&3安打 岡田監督は3番固定明言「もう普通やで」
<中・神> 3回2死二塁、森下は小笠原から左前適時打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神10-2中日 ( 2023年8月1日    バンテリンD )】 リスペクトを込めた会心の“先輩撃ち”で勝利に貢献した。阪神・森下が、東海大相模で3学年上の小笠原との公式戦初対戦で序盤から快音を連発した。
 「ランナーが二塁にいたので、積極的にいこうと思っていた」
 3番打者の仕事を果たしたのは3回だった。同点に追いつき、なお2死二塁で迎えた第2打席。持ち味の積極性で初球の145キロ直球を叩いて左前へ勝ち越しの適時打を放った。初回の第1打席はファウルで粘りながらも10球目の直球に空振り三振。「1打席目がちょっと自分の感覚より差し込まれてファウルになった。ポイントを前にして打ったのが良い結果になった」。即座に修正し、打ち取られた球種をしっかりはじき返した。

 6回の第3打席は先頭打者で146キロを捉えて左前打。この回4得点の口火となる一打で、4安打を放った7月28日の広島戦以来となるプロ2度目の猛打賞もマークした。夏場に状態を上げてきたルーキーを岡田監督も称賛。「(森下3番は)いや、もう普通やで。ずっと3番でいかせるつもりやから。打つ時もあれば打てへん時もあるけど普通に3番の仕事をな、十分にこなしてるよな」と、2月から構想を抱いていた「3番・森下」の固定を改めて明言した。

 森下が中学3年の夏、テレビ越しに見ていたのが東海大相模のユニホームをまとい甲子園で優勝投手になった小笠原だった。当時、進学することは決まっており「ここに入るんだなと。高いレベルでできることは、しっかり気を引き締めようと思いました」と当時の心境も明かした。

 「今日はしっかりタイムリーが打てたので次、やった(対戦した)時にやられないようにもっと自分も成長したい」。時を経て同じプロの舞台で相まみえた時間は、新たな物語の始まりでもある。(遠藤 礼)

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