巨人・原監督が吉川の粘りを称賛「結果は三振でしたけども」「選手を責めるのではなくてね」

2023年08月02日 22:53

野球

巨人・原監督が吉川の粘りを称賛「結果は三振でしたけども」「選手を責めるのではなくてね」
<巨・ヤ>2回、2ランの坂本(右)は吉川と喜び合う (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人9―2ヤクルト ( 2023年8月2日    東京D )】 巨人の原辰徳監督(65)が今季最多5本塁打で快勝したヤクルト戦(東京D)の試合後、吉川尚輝内野手(28)が初回の第1打席で10球粘ったことを称賛した。
 「1番・二塁」で先発出場した吉川は、先発左腕グリフィンが初回に2点先制を許し、0―2で迎えた初回の第1打席で相手先発左腕・高橋からファウルで粘った。

 最後は10球目の116キロカーブに空振り三振したが、続いて打席に入った2番・坂本が初球のチェンジアップを左中間スタンドへ叩き込み、あっという間に1点差。梶谷が右翼フェンス直撃の二塁打でつないだあと、主砲・岡本和が逆転の23号2ランを左翼スタンドへ叩き込んだ。

 この初回攻撃について、吉川の貢献について聞かれると「あれも大きいでしょうね。いい粘りでしたね。結果は三振でしたけども、ああいうものがすごい大事なことで」と原監督。

 「まぁ、昨日の反省の分からいくとね。やっぱり立ち上がり、すごく不安定というか、不安を持ちながら投げているピッチャーだし、誰も当たったことのないピッチャーでしょ。それを1打席目の、先頭バッター、2回の時の1球、2球、初球、初球で2アウト取られた。あれがやっぱり僕は反省だと思う。1球、2球はチームに見てくれと。1球、2球ぐらいはストライクだろうがあげるよと。いうぐらいのものがないと打線はつながらないよね。それが今日、(吉川)尚輝の初球、1打席目だと思うんですよ。個人競技とはいえね、個人の記録とはいえね。研究しているとはいえ、1打席目の初球をカーン、カーンと中心バッターが打ったというのはね。今後あってはいけないことかなと。私自身、それをきちんと指示できなかったことに反省をしているということですね。選手を責めるのではなくてね。逆にいうと、いい面というのは尚輝の1打席目だったと思いますよ。結果はどうでもいいわけ。やっぱりその道のり、プロセスというか」と自身の反省も含めて口にした。

 前日1日の同戦では2年ぶりプロ2度目の登板となった相手先発左腕・山野に7回4安打零封を許し、プロ初勝利を献上。山野は敵地でのヒーローインタビューで涙を流して言葉を詰まらせる場面もあった。巨人打線は2回に秋広、丸が2者連続で初球打ちして2球で2死を取られるなど、山野が投げた7イニングのうち1桁の球数で終わった攻撃が3度あった。

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