巨人・岡本和真「きのうは“空気”って言われたんで」 前夜の原監督「和真、いた?」に応える衝撃2発

2023年08月02日 21:39

野球

巨人・岡本和真「きのうは“空気”って言われたんで」 前夜の原監督「和真、いた?」に応える衝撃2発
<巨・ヤ>5回、ソロを放つ岡本和(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人9―2ヤクルト ( 2023年8月2日    東京D )】 巨人の主砲・岡本和真内野手(27)がヤクルト戦(東京D)で逆転2ラン&看板直撃弾という衝撃の2発3打点。前夜の0―1敗戦で岡本和をやり玉にあげていた原辰徳監督(65)への“一発回答”ならぬ“二発回答”で貫禄を見せつけた。
 「4番・一塁」に入って先発出場。先発左腕グリフィンが初回に2点先制を許した、その裏だった。まずは2番・坂本が復帰後初の一発となる11号ソロを左中間スタンドへ放って1点差。3番・梶谷が右翼フェンス直撃の二塁打でつなぎ、1死二塁となった。

 ここで第1打席に入った岡本和は相手先発左腕・高橋が投じた初球、真ん中低めへの115キロカーブを左翼スタンドへ放り込む逆転の23号2ラン。さらに6―2で迎えた5回、先頭打者として入った第3打席では相手2番手右腕・尾仲が3ボールから投じた4球目、高め147キロ直球を叩くと、打球は左中間スタンド後方の看板を直撃する飛距離136メートルの超特大24号ソロとなった。

 岡本和が1試合で2本塁打するのは5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)でメルセデスから左中間へ10号ソロ、沢村から左翼へ11号2ランと2人の元同僚から2発を放って以来、今季2度目。お立ち台に上がった岡本和はまずは1本目の逆転2ランについて「打った瞬間どうかなと思ったですけど、入ってくれて良かったです」とコメント。初球を打ったことについては「チャンスだったので思い切っていこうと思ってたんで。捉えられて良かったです」と続けた。

 そして、3ボールから放った2発目の看板直撃弾については「思い切っていこうと思ってたんで。ホームランになって良かったです」と一言。破壊音を残した衝撃の一発だったが、賞金100万円ゲットとなったこの一撃について聞かれると「そうですね。まぁ、きのうは“空気”って言われたんで。まぁ、きょうはちょっとおったかなぁーと思います、はい」と胸を張った。

 前日1日のカード初戦は得点圏も含めて4打席に立ったが、4打数無安打。チームは0―1で敗れ、山野にプロ初勝利を献上した。試合後、指揮官からは「和真、いた?きょう」と強烈な一言が飛び出していただけに“してやったり”の1試合2発となった。

 これで、リーグ2位の19本塁打を放っている村上宗隆内野手(23=ヤクルト)の目の前で5本差をつける24本塁打。さらに、牧秀悟内野手(25=DeNA)を抜いて61打点としてセ・リーグ打撃2冠に立った。

 それでも「気を引き締めて頑張っていきたいと思います」とどこまでも冷静で、そして頼もしい巨人の主砲兼主将。昨季まで主将だった坂本勇人内野手(34)と2人そろって1試合2発ずつ放つのは初の快挙となったが「あしたも勝てるように頑張りますので応援よろしくお願いします」と最後まで静かに話していた。

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