落合博満氏“大成しないだろう”と思っていたが大成した選手の実名語る クビ寸前から「大化け」

2023年08月25日 17:00

野球

落合博満氏“大成しないだろう”と思っていたが大成した選手の実名語る クビ寸前から「大化け」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が25日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」で野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。
 今回、1番目に届いた質問は非常に興味深いものだった。「“大成しないだろう”と思っていたが大成した選手がいたら、できれば実名で教えてほしいです」

 質問を読み上げた落合氏は苦笑い。「実名ですか…」。少し考えた後に「中日の時にベロビーチ・キャンプに行って、アメリカにどの選手を残そうかっていうふうになった時にね、実はその中に山本昌がメンバーとして残ったんです。で“なぜ残したのか”っていうふうに聞いた時に“今年いっぱいでもう整理する選手だ”と。“だからアメリカに残してきたんだ”っていうことを当時の星野(仙一)監督がね言ってたっていう」と驚きの事実を語り始めた。

 「まあ、それでドジャースの配下に入って、アイク生原(昭宏)さんが山本昌の面倒見てくれて。シンカーをというか、スクリューボールをね教えて、それでアメリカで何連勝かしたんです。急きょアメリカのどっかの球団が“山本昌を欲しい”っていう情報が流れてきて。まあ、それだったらよそに獲られるよりは日本に戻した方がいいっていうことで8月か9月に戻ってきてから5連勝か6連勝くらいして。そこから山本昌の野球人生が始まったっていうことで。普通であればアメリカで大成しなければ、そのまま終わった野球選手がここまで大化けするとは誰も思ってなかったっていうことで。強いてあげれば山本昌」と振り返り、実名を挙げた。

 2006年はNPB史上最年長、左腕に限れば世界最年長となる41歳でのノーヒットノーランを達成。08年には同じく史上最年長での200勝を達成し、2015年10月にNPB史上初となる50代(50歳1か月26日)での登板を花道に引退した通算219勝レジェンド左腕の「野球人生の始まり」は、「今年いっぱいでもう整理する選手」がシンカーを海の向こうで教わったことだった。

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