甲子園V慶応の2年生エース小宅「ああいうのが本当のエース」 甲子園で刺激となった投手を挙げる

2023年08月25日 15:52

野球

甲子園V慶応の2年生エース小宅「ああいうのが本当のエース」 甲子園で刺激となった投手を挙げる
<仙台育英・慶応> 優勝を決め喜ぶ小宅(中)ら慶応ナイン(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権で1916年以来107年ぶりの日本一に輝いた慶応(神奈川)は25日、神奈川・日吉の同校グラウンドで選手20人が取材対応。自由な髪形や選手自身が考えてプレーする「エンジョイベースボール」で頂点に駆け上がった慶応ナインが、仙台育英との決勝戦を含む激闘の19日間を振り返った。
 2年生エースの小宅(おやけ)雅己は準決勝・土浦日大(茨城)戦の完封、決勝の仙台育英(宮城)戦では中1日で5回から2番手で登板し最後を締めた。5試合に登板し、28回でわずか2失点とチームを優勝に導いた。「自分の力で日本一になれたと正直思っていない。打撃陣のみなさんの力と守備力のおかげでなれた。ものすごく感謝でしかない。頼られる先輩になりたいし、技術面も成長していきたい」と話した。

 背番号10・鈴木佳門(2年)の存在は「これからライバルではあるが、お互い高め合っていけたら。自分はこだわりはない。自分の仕事ができればなんでもいいが、2人で高め合っていけたら」と語った。

 優勝しても浮かれた様子はない。3回戦の広陵(広島)戦では、相手の2年生エースの高尾響投手が10回、152球を投げぬいた。10回になっても140キロ台中盤を出す姿は小宅にとって大きな刺激となった。「まず体力。甲子園で一番印象に残ったのは高尾君が150球以上投げても、140キロ中盤を出す。ああいうのが本当のエースだと思いますし、体力面を強化したい」と早くも先を見据えていた。

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